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HACARUS Check、ダイカストメーカーに初導入 検査員数の大幅削減に貢献

最終更新日:2024/02/27

HACARUSは、旭工精にAI外観検査システム「HACARUS Check」を初めて導入し、運用を開始しました。

このAIニュースのポイント

  • 製造業の品質検査では、目視検査員の確保や技術継承が課題となっている
  • HACARUS Checkは複雑形状の立体物を全方位から撮影し0.1ミリの不具合まで検出する
  • 導入の結果、検査員が6名必要だったところ、2名で済むように

株式会社HACARUS(ハカルス)は、自動車部品等のダイカストメーカー・旭工精株式会社にAI外観検査システム「HACARUS Check」を初めて導入し、運用を開始しました。

製造業において品質検査は欠かせない工程の一つです。ところが、昨今は目視検査員の確保が難しくなっており、加えて少子高齢化の影響もあって技術継承も課題になっています。

HACARUS Checkは、協働ロボット、照明付きカメラ、高性能AI検査ソフトウェアを組み合わせたAI外観検査システムです。従来検査が難しかったダイカストやプレス加工品といった複雑形状の立体物を全方位から撮影して360度検査を行い、0.1ミリの不具合まで検出します。独自のアルゴリズムにより、少量の良品データでAIモデルを作成するため、不良品データは不要です。

旭工精は、検査員不足、不良流出を解決するため、過去にも検査の自動化に取り組んでいましたが、AIの判定理由が不明などに課題があり、人間の目視検査に近いレベルでの検査は永遠の課題と言われてきました。今回、ダイカストの表面検査が得意なHACARUSのAIに期待を寄せ、相談した経緯があります。

導入の結果、検査員が6名必要だったところ、2名で済むように運用できました。また、ヒューマンエラーがなくなり、品質が均一化されました。

HACARUSは「お客様は、将来的には搬送・搬出のロボットと連携させ、検査の完全自動化を検討しており、スマートファクトリー化によって人のいない工場を作るという、新たな目標の実現をめざしています」とコメントしています。

出典:PR TIMES

AIsmiley編集部

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