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富士通、AIを活用して海中の生物や構造物の3次元形状データを取得する技術を開発

最終更新日:2024/04/11

富士通は、AIを活用し、自律型無人潜水機を用いて海中の生物や構造物の解像度が高い3次元形状データを取得する技術を開発しました。

このAIニュースのポイント

  • 富士通、AIを活用して海中の生物や構造物のデータを取得する技術を開発
  • 画像鮮明化AI技術と自律型無人潜水機による安定計測で海中3次元計測を可能に
  • カーボンニュートラルに向け、海洋デジタルツインを用いて施策立案を支援

富士通株式会社は、AIを活用して海中の生物や構造物の解像度が高い3次元形状データを取得する技術を新たに開発しました。この技術は、画像鮮明化技術とリアルタイム計測技術からなります。これにより、カーボンニュートラルや生物多様性保全に向けた海洋調査の際に、対象の状況を可視化し、体積などを推定可能です。

富士通は、持続可能な成長に向けて、地球環境問題の解決を掲げ、気候変動(カーボンニュートラル)や自然共生(生物多様性の保全)に取り組んでいます。海洋は、気候変動に大きな影響を及ぼすため、カーボンニュートラルや生物多様性の保全の施策立案を支援し、海洋デジタルツインの開発に取り組んでいます。

今回開発された「画像鮮明化AI技術」は、海中の被写体の色や輪郭を復元することができます。この技術は、濁り除去と輪郭の復元を実現する2つのAIからなり、被写体本来の色を復元し、ぼけた輪郭を改善した画像を生成した上で3次元化します。これにより、3次元化処理・被写体認識の際のエラーを防止し、物体ごとに形状計測することが可能です。

リアルタイム計測技術は、移動する自律型無人潜水機によって活用されます。高速サンプリング技術と海況によって計測に適した波長を選択する水中LiDAR(Light Detection And Ranging)を導入し、動いている物体の計測も可能になることが期待されます。

今回開発された技術の効果を確認するため、富士通は海上技術安全研究所とともに実証実験を行い、結果としてサンゴ礁の精密な3次元形状データをリアルタイムに取得することに成功し、技術の有効性を確認しました。
富士通は、今後様々な環境下においても安定的にデータ取得が可能な技術開発を進めるとともに、海藻から洋上風力発電設備の点検に至るまで測定対象を拡大し、ユースケースを蓄積します。

また、計測した3次元形状データを基に、海洋デジタルツインの開発も進めます。そして、カーボンニュートラルに向けた施策に取り組む企業や自治体等との関係を構築し、施策立案支援を目指します。

出典:富士通

AIsmiley編集部

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