生成AI

最終更新日:2025/08/12
山形大学は2025年7月28日、大阪・関西万博2025のペルー館で、AIを活用した現地調査により新たに248点のナスカの地上絵を発見したと発表しました。
このニュースのポイント
山形大学は2025年7月28日、大阪・関西万博2025のペルー館で、AIを活用した現地調査により新たに248点のナスカの地上絵を発見したと発表しました。
ユネスコの世界文化遺産であるナスカの地上絵では、これまでに、動物・人間・植物・道具などを描いた具象的な地上絵が733点確認されています。
そのうち621点は、山形大学ナスカ研究所が衛星画像や航空写真、ドローンなどのリモートセンシング技術を用いた現地調査で発見したもので、多くはAI技術により識別されました。
今回の現地調査は2023年と2024年にIBMと共同で行われ、ナスカ台地では新たに248点の地上絵が小道のそばで発見されました。このうち160点は動物や人間などを表現した具象的な地上絵で、今回の発見により具象的な地上絵の総数は893点に達しました。
新たに発見された地上絵には、多様なモチーフが含まれており、既知の地上絵も含めて各小道の分布を検討した結果、いずれの小道にも一貫したテーマが認められました。
AIによる画像認識やパターン分析の技術を活用し、小道ごとのモチーフ配置や構図の反復パターンを抽出・分類。各小道に表現されたテーマを分析し、地上絵が伝えようとした物語やメッセージの解読を進めます。
加えて、AIが特定した未調査候補500点以上を、今後の現地調査で確認予定です。
出典:山形大学
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