生成AI

最終更新日:2025/05/16
2025年5月15日、株式会社エクサウィザーズは、有名人の肖像や音声を活用したAIアバターサービスを開発しました。
今回のサービスは、営業ロールプレイングや採用面談のロープレ、人材育成、メンタルトレーニング、ハラスメント対策など、幅広い用途で活用が期待されています。
また、AIアバターサービスの技術は、2025年6月よりサービス開始を予定している、株式会社新潟日報生成AI研究所にOEM提供中の「AIロールプレイングサービス」に搭載されています。「AIロールプレイングサービス」には、J1サッカーチーム「アルビレックス新潟」とアイドルグループ「Negicco」の肖像と音声を活用したアバターが起用されています。
写真右:株式会社新潟日報生成AI研究所 代表取締役社長 鶴間 尚氏
新潟日報生成AI研究所は、新潟日報社の子会社で、エクサウィザーズとの協業のもと運営しています。生成AIサービスの開発により、地域の課題解決や自治体の業務効率化、福祉や教育、農業など地域全体の発展を目指しています。
新潟日報生成AI研究所 代表取締役社長の鶴間 尚氏は、新潟で愛されるIPを活用し、生成AI技術を組み合わせることで、生成AI技術を前向きに捉えてもらう土壌づくりを行っていきたいと述べました。
アルビレックス新潟 取締役営業本部長 野澤 洋輔氏
野澤 洋輔氏による実際の営業ロールプレイングでは、ラフな言い方をしても質問に対して回答しており、自然な対話形式でのやり取りができていました。
また文字起こしの精度もとても高く、実施後のフィードバックでは分析結果も詳細まで表示されていました。
NegiccoのMeguさんの営業ロールプレイングにおいては、商談が成立するなど、より実戦に近い形での具体的なやり取りが実現できておりました。
エクサウィザーズ春田 真氏は、情報漏洩の心配のない安全な利用環境で使用すること、および利用者における適切な利用を定めた規約など、運用の面での権利保護が重要と考えています。
写真左から:株式会社エクサウィザーズ 代表取締役社長 CEO 春田 真氏
写真下 左から:アイドルグループNegicco Kaede氏 Nao☆氏 Megu氏
今後の展開として、まだ世の中にないサービスなので著名な方が出てもらうことで、利用者側の近づきやすさも意識しつつ、地域の有名人の起用も検討しているとのことです。
ただし肖像権や音声など、アバターとして起用される人への配慮および権利が守られることが第一として、技術的な対策も入れながらサポートをしていくと述べました。
まずはBtoB領域での使用を通じて様々なリスクに対応しつつ、健全なサービスに育ていき、地域の生成AI発展に寄与していきたいと話しました。
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