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最終更新日:2024/04/11
近年は、業務効率化や生産性向上といった目的でAIを導入する企業が増加しており、その中でもチャットボットによる業務効率化の事例は多く見受けられます。そんなチャットボット活用の流れは大学にも訪れており、さまざまな大学でチャットボットが導入され始めているのです。
チャットボットは、大学のどのような場所で活用され始めているのでしょうか。今回は、大学におけるチャットボットの活用事例を詳しく紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
チャットボット導入事例について詳しく知りたい方は以下の記事もご覧ください。
業界・業種別AIチャットボット導入活用事例6選!企業の課題と導入効果まとめ

1880年設立の東京法学社を前身とする私立の総合大学、法政大学では、独自の入試情報サイトを運営しており、そのサイト内でさまざまな情報を発信しています。ただ、近年はサイトの情報量が膨大になってきており、コンテンツの整理が行き届かないという問題が生じていたそうです。
そこで、受験生に見せたいコンテンツが埋もれてしまうことなく、しっかりと提供できるようにすべく、チャットボットが導入されることになりました。法政大学が導入したのは、会話データと行動データを取得して状況の見える化を実現することができる「SYNALIO」というチャットボットです。
もともとは他社のチャットボットをLINEで利用しており、ユーザーの反応が非常に良かったため、さらに利用者を広げていくために「SYNALIO」の導入に至ったといいます。現在は、LINEのチャットボットと「SYNALIO」を併用する形で導入しており、LINEのチャットボットは出願時期に活用されているそうです。
ただ、LINEのチャットボットは志望度の高い人にしか利用してもらえない傾向にあり、多くの受験生に利用してもらうことはできていませんでした。そのため、誰でもアクセスしてくれる入試情報サイトに「SYNALIO」を導入することで、より広くアプローチしていくことが可能になったというわけです。
そして、「SYNALIO」を導入した結果、正確な数字こそ測っていないものの、多くの職員が「冬の出願シーズン問い合わせ件数は格段に減った」という印象を受けているといいます。「SYNALIO」を導入する前の年までは、出願期間中は電話が鳴り止まないのが基本だったそうです。その状況が入試当日まで続いていたため、当然職員は他の業務に力を入れることなどできなかったそうです。
そういった点を踏まえれば、「SYNALIO」の導入によって他の業務にも力を入れることができるようになったことは大きなメリットといえるのではないでしょうか。

また、近年は受験生向けのチャットボットだけでなく、在学生向けのチャットボットを設置する大学も多くなってきています。その代表例として挙げられるのが、神田外国語大学です。神田外国語大学では、「SYNALIO」のチャットボットシステムを活用し、在学生向け公式LINEアカウント「KUIS学生サポート」を開発しました。
新型コロナウイルス感染拡大に伴う外出自粛により、多くの学生は普段通り通学することが難しくなりました。そこで、神田外国語大学では、ITツールを活用した支援やサポートに力を入れ始めたわけです。その一環として実現されたのが、在学生向けの公式LINEアカウント「KUIS学生サポート」の運用でした。このアカウントが運用されるようになったことで、自宅待機中の学生からのさまざまな問い合わせをオンラインで対応することが可能になったといいます。
「KUIS学生サポート」の利用方法は極めてシンプルで、「KUIS学生サポート」のLINE公式アカウントを友だち登録するだけで、大学生活に関わる質問を行えるようになるというものです。画面上で選択した内容に合わせた回答をチャットボット自動返信してくれる仕組みなので、本来であれば窓口が閉まっている期間・時間帯でも気軽に質問することが可能になりました。
授業に関する質問はもちろんのこと、TOEIC(R)・TOEFL(R)といった資格試験についての質問や、奨学金についての質問、各種証明証の発行方法、サークル・ボランティア情報など、さまざまな情報をチャットボットから入手することが可能になったのです。24時間365日、いつでも情報を確認できるようになったという点は、在学生にとって大きなメリットといえるでしょう。

LINEを活用したチャットボットは、神田外国語大学以外でも多く導入され始めています。駒沢大学では、2020年4月1日からLINE公式アカウント「駒澤大学 学修の疑問解決bot」の運用が開始されました。このチャットボットでは、学生から特に多く寄せられる「履修登録の方法」「試験について」「成績評価の方法」といった質問に対し、自動で回答することができます。
これまで駒沢大学では、窓口に寄せられる問い合わせの約8割が、学生に配布している資料やホームページなどで確認できるものだったといいます。つまり、資料やホームページが役割を果たせていない状況にあったということです。
そこで、学生が疑問や困りごとを自己解決に向かわせる仕組みとして、LINEを活用したチャットボットが導入されることになりました。駒沢大学のチャットボットは「KANAMETO」というサービスを活用して構築され、Q&A形式でよくある質問を解決していくことができる仕組みになっています。
LINE公式アカウントが構築されたことにより、学生は24時間365日いつでも自身の疑問を解決することができるようになったため、職員側の負担も大幅に減少されていくでしょう。また、大学までの移動や施設の利用に制限がある現在は特に、大学の情報をオンラインで入手できることのメリットは大きいといえるのではないでしょうか。
今回は、大学におけるチャットボットの活用事例について詳しくご紹介しました。チャットボットを導入することによって、受験生や在学生、そして職員の負担が大幅に軽減されていることがお分かりいただけたのではないでしょうか。
特に昨今は新型コロナウイルスの影響により、直接的なコミュニケーションをとるのが難しい状況にあります。そのような状況において、オンラインで問い合わせを行えるチャットボットの存在は貴重であり、今後も重宝されていくことでしょう。
今回ご紹介した事例以外にも、さまざまな大学でチャットボットは活用され始めていますので、ぜひ注目してみてはいかがでしょうか。
チャットボットについて詳しく知りたい方は以下の記事もご覧ください。
チャットボットとは?意味やメリット、活用事例を徹底紹介
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