三菱自動車、経済安全保障対策AIソリューション「KIBIT Seizu Analysis」を導入。リスクマネジメント強化を実現
最終更新日:2024/11/01
FRONTEOは、自社開発の特化型AI「KIBIT」を搭載した経済安全保障対策AIソリューション「KIBIT Seizu Analysis」を、三菱自動車に導入したことを発表しました。
このニュースのポイント
- 三菱自動車工業、FRONTEOの特化型AI「KIBIT」を搭載した経済安全保障対策AIソリューション「KIBIT Seizu Analysis」を導入
- 導入により、オープンソースと顧客データの融合などリスクマネジメントを強化
- 3つのソリューション提供で、サプライチェーンや株主間の影響力、研究者の所属組織に関連するリスクを把握する
株式会社FRONTEOは、自社開発の特化型AI「KIBIT(キビット)」を搭載した経済安全保障対策AIソリューション「KIBIT Seizu Analysis(キビットセイズアナリシス)」が、三菱自動車工業株式会社に導入されたことを発表しました。
昨今、世界情勢と社会構造の急激な変容により、企業を取り巻くリスクは多様化・複雑化しており、特に、経済安全保障や人権侵害などのサステナビリティリスク、国家紛争や情報流出などに伴うBCPリスクなどが重要な課題となっています。
三菱自動車はモビリティ産業における人権問題や経済安全保障リスクの管理に取り組んでおり、実効的な体制を構築しています。その一環として、多様なオープンソースデータと特許技術を活用したリスク抽出機能を備える経済安全保障対策AIソリューション「KIBIT Seizu Analysis」を導入し、オープンソースと顧客データの融合、およびそれらのデータ解析技術を活用したデータドリブンなリスクマネジメントの高度化を図ります。
「KIBIT Seizu Analysis」は、FRONTEOが自社開発したAIエンジン「KIBIT」を用い、経済安全保障対策に特化したネットワーク解析システムです。主に、サプライチェーン解析ソリューション、株主支配ネットワーク解析ソリューション、研究者ネットワーク解析ソリューションを提供しており、自然言語処理技術を駆使し、高速かつ高精度の解析を実現することで、専門家の判断を支援し社会課題へのアプローチを進めています。
サプライチェーン解析ソリューションでは、サプライチェーンの戦略的な重要地点や懸念組織との関係性、依存度を把握し、株主支配ネットワーク解析ソリューションでは、間接持株比率を補正した手法で株主間の影響力を解析、また隠れた支配力の伝搬を把握します。
さらに、研究者ネットワーク解析ソリューションでは、機微技術に関わる研究開発における人脈分析を通じ、研究者の所属組織に焦点を当て、関連するリスクを捉えます。
FRONTEOは、複雑な情報の革新的な解析を実現するAI技術の研究開発と社会実装を通じて、企業の経済安全保障対策や戦略立案・推進、ビジネスの発展に貢献していきます。
出典:FRONTEO
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