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最終更新日:2023/12/05
Dynabookは、画像認識AI技術の利用により作業不適合品の検出を行う「AI 不適合品検査システム」を、製造業向けに提供を開始します。
このAIニュースのポイント
国内、海外におけるパソコンおよびシステムソリューションの開発、製造、販売等を行うDynabook株式会社は、画像認識AI技術の利用により作業不適合品の検出を行う「AI 不適合品検査システム」を、2023年4月より、製造業向けに提供を開始します。また、作業者動作検知による後戻り作業を削減する「AI 作業者動作検知システム」も提供を予定しています。
「AI 不適合品検査システム」は、2019年からDynabookのPC製造工場で稼働をしているシステムで、製造品質を担保しながら生産効率アップを図るために活用しています。
Dynabookが製造現場のDX提案を行っている中で、AIを活用した取り組みの際、製造現場から人材不足や工数がかかるといった課題が挙がったことを背景に「AI 不適合品検査システム」の販売開始に至りました。
2023年4月より提供が開始される「AI 不適合品検査システム」は、確認対象を撮影すると、設定した基準をもとに不適合品を自動判定します。実績として約100点の確認を行う場合、作業者が目視で行う場合と比較し、約半分の時間で自動判定が可能です。
判定後、良品は緑枠で表示し、不適合部分は赤枠で表示されます。これにより作業者スキルに頼っていた確認作業を自動化し、確認作業者の負荷を軽減します。
「AI作業者動作検知システム」は、作業者の手と部品を動画撮影することで作業忘れなどの作業ミスをリアルタイムで検知し、後戻り作業の軽減を図ります。各工程のタクトタイムを見える化による、ラインバランス調整時間の削減や、撮影した動画を新人教育へ活用も可能です。
Dynabookは「今回販売を開始するシステムは、当社のソフトウエア設計ノウハウと製造技術の現場管理ノウハウをすり合わせて作り上げたAIシステムです。このシステムの導入と活用を推し進めることで、製造現場の課題解決に貢献していきます」とコメントしています。
出典:Dynabook
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