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トーマツ、取引の多面的リスク評価モデルの特許を取得。AI活用で循環取引を早期検知

最終更新日:2026/03/25

AI活用で循環取引を早期検知

トーマツは、取引の多面的リスク評価モデルに関する特許を取得しました。AIを活用し循環取引などの高リスク取引の効率的な検出を目指します。

このニュースのポイント

  • トーマツ、取引の多面的リスク評価モデルに関する特許を取得
  • AIが算出する統合スコアにより、従来は見落とされがちだった高リスク取引を発見
  • 2026年6月よりパイロット適用を開始し、循環取引のリスクが高い業種での実用化を目指す

デロイト トーマツ グループの有限責任監査法人トーマツは、取引の多面的リスク評価モデルに関する特許を取得しました。AIを活用し循環取引などの高リスク取引の効率的な検出を目指します。

近年、企業を取り巻く経済環境や取引が複雑化する中、不正や誤謬が潜むリスクの高い異常取引の早期発見は重要な課題です。特に複数の企業が関与する循環取引は、一度見逃されると発見が難しく、影響額が大きくなることがあります。

これまで監査人が高リスク取引の抽出を行う際、会計士が持つ異常取引の特徴に関するノウハウをリスクシナリオとして設定する場合、シナリオごとの重み付けの判断が難しく、複数のリスクシナリオに該当する取引が多数ある場合の順位付けが課題でした。

本モデルは特許取得済みの複合的異常検知モデルを発展させたもので、AIがシナリオ間のスコアの関連性を評価して重み付けを行い、最終的な統合スコアを算出して取引のリスクを総合的に評価します。監査人はこのスコアをもとに取引を抽出し、取引概要の把握や経済合理性などの検討と判断を行います。

統合スコアは個別スコアにシナリオの重要度を掛け合わせて算出する総合的なリスク指標です。値が大きいほどリスクが高いため、従来見落とされがちだった「複数のシナリオに中・軽度に抵触する取引」も高リスクとして識別でき、監査人の経験や属人的な判断に依存せず早期発見が可能です。

2026年6月から財務諸表監査でのパイロット適用を開始予定で、監査実務での課題やノウハウをさらに蓄積し、循環取引をはじめとする不正リスクの高い領域での実践的な活用を目指します。

トーマツは、これまでの価値観や方法論にとらわれず、変化するステークホルダーの期待を適時的確に捉え、それらに応え続けるとしています。

出典:デロイト トーマツ グループ

AIsmiley編集部

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