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最終更新日:2026/01/30
Copilot 2つの新機能登場
米Microsoftは、自社のAIアシスタント「Copilot」に、購買体験を支援する2つの新機能「Copilot Checkout」と「Brand Agents」を搭載したと発表しました。会話型AIを通じて、商品選定から購入判断までを支援し、オンラインショッピングにおける顧客体験の向上を目指します。
このニュースのポイント
米Microsoft社は、2026年1月8日、自社製品「Copilot」に新たに「Copilot Checkout」と「Brand Agents」の2つの機能を追加したと発表しました。
近年、会話型AIを活用して商品を検討・購入する動きが広がっています。Microsoftは、こうした変化を背景に、よりスムーズで一貫した購買体験の提供を目指しています。顧客は、場所を問わず、AIが自身のニーズを理解し、適切な情報や提案を行うことを期待しています。
このような状況は、小売業者にとっても重要な機会であり、購入意欲が高まるタイミングで適切に対応できることが重要です。Microsoftは、「Copilot」を通じたインタラクティブなガイダンスにより、顧客の購入判断を支援します。
今回発表された1つ目の機能「Copilot Checkout」は、会話の流れの中で、商品選定から購入完了までを支援する仕組みです。外部サイトへの遷移を最小限に抑え、「Copilot」上で購買プロセスを進められる点が特徴です。
例えば、利用者がイベント向けの衣服を探している場合、「Copilot」が商品候補を提示し、比較や追加の質問を通じて購入判断を支援します。これにより、複数のタブを切り替えながら検討する必要がなくなり、検討から購入までを一連の体験として完結させます。
「Copilot Checkout」は、顧客のインスピレーション喚起、商品比較、購入意思決定を支援することで、「Copilot」を単なるAIアシスタントから、購買体験を支える存在へと進化させます。
同機能は、PayPal、Shopify、Stripeといった決済およびEC関連パートナーと連携しており、米国ではCopilot.comで提供が開始されています。Shopifyを利用する加盟店では、特別な申請や追加設定を行うことなく、「Copilot Checkout」を通じた販売が可能です。

また、MicrosoftはMastercardやVisaといった決済関連企業とも連携し、エージェントコマースの取り組みを今後も推進していく方針を示しています。
2つ目の新機能「Brand Agents」は、企業の公式ウェブサイト上で利用できる、AIを活用したショッピングアシスタントです。ブランドの製品カタログや方針を理解したうえで、顧客と自然な会話を行い、商品探索や購入判断を支援します。
実店舗における知識豊富なスタッフの役割を、オンライン上で再現することを目指しており、顧客の質問に応じて商品比較や提案を行います。Microsoftによると、導入は比較的短時間で行えるとされ、日常的な問い合わせを会話形式で対応できる点が特徴です。
同社は、「Brand Agents」を活用したセッションでは、顧客エンゲージメントやコンバージョン率の向上が確認されていると説明しています。実際に、一部の導入企業では、エージェントが支援したセッションが、支援なしのセッションと比べて高い成果を示した事例も紹介されています。
「Brand Agents」は、顧客に購入を強制する設計ではなく、質問や比較を通じて、自然に選択肢を絞り込む仕組みを採用しています。購入が近づいた段階では、配送や返品に関する質問に対応し、適切なタイミングで購入リンクを提示します。

さらに、顧客の過去の購入履歴を踏まえ、アドオン商品や関連商品の提案、補充に関する案内など、購入後のサポートにも対応します。
加えて、「Brand Agents」はMicrosoftの分析ツール「Microsoft Clarity」と連携し、「Brand Agents Insights」を通じて、エージェント利用時のエンゲージメントやコンバージョンなどを可視化します。これにより、小売業者は顧客行動を把握し、ウェブサイト上の体験改善に活用可能です。
出典:Microsoft
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