生成AI

最終更新日:2025/10/03
仕事でChatGPTを使ってから手放せなくなりプライベートでもフル活用したいので、有料プランを検討しているけれどどう選べばよいかわからず困っている人はいませんか?
今後AIはビジネスの効率化だけではなく、個人のQOLを上げるのを目的としても活用されていくでしょう。そのためChatGPTを運営するOpenAIではビジネスユーザー向けの有料プランだけではなく、個人向けの有料プランも作っているのです。
この記事ではChatGPTの個人向け有料プランの1つ、ChatGPT Proについて詳しく解説します。
ChatGPT Proとは、2024年12月5日にリリースされたChatGPTの個人向け有料プランの1つで、月額200ドルでOpenAIが提供する最先端のモデルやツールを活用できます。
AIの研究者やエンジニアといった人たちが、生産性を高めAIの最先端の成果を活用できるように設計されているのが特徴的だと言えるでしょう。
ChatGPT Proでできることを5つご紹介します。
2025年9月現在、ChatGPT Proを契約すると以下のモデルが利用できます。
モデルの種類 | 利用可否 | 特徴 |
GPT-5 | 無制限 |
|
GPT-5 thinking | 無制限 |
|
GPT-5 Pro | 〇 |
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GPT-5 thinking mini | 無制限 |
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GPT-4o | 無制限 |
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GPT-4.1 | 無制限 |
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GPT-4.5 | 〇 |
|
OpenAI o3 | 無制限 |
|
OpenAI o4-mini | 無制限 |
|
表内の「無制限」とは通常のメッセージ制限が設けられていないことを指しますが、悪用防止ガードレールや利用規約が適用されます。
ご紹介したモデルの中から、GPT-5、OpenAI o3-pro、GPT-4oについて詳しくご紹介します。
GPT-5はOpenAIの最新フラッグシップモデルで、整合性を保ちながら長文を作成したり、複雑な推論をしたりすることに優れています。
GPT-5は次の用途で利用するのがおすすめです。
高性能な分回答を生成するまでにかかる時間も多くなることに注意しましょう。
参考:OpenAIヘルプセンター「ChatGPTのGPT-5」
OpenAI o3-proはOpenAIのo-seriesに属する高性能モデルで、推論や専門タスクで高い精度を発揮します。
OpenAI o3-proは以下の用途で利用するのがおすすめです。
専門性が高い反面、用途に応じたチューニングやプロンプト設計が必要であることに注意しましょう。
GPT-4oは、マルチモーダルに強いモデルで、画像や音声と連携した対話・解析が得意です。さらに、マルチモーダル対応に優れたモデルで、画像や音声を含む対話型のサポートやコンテンツ生成に適しています。
GPT-4oは、次の用途で利用するのがおすすめです。
参考:ChatGPT「料金」
参考:OpenAIヘルプセンター「ChatGPTのGPT-5」
高度な音声モード(Advanced Voice)とは、音声入力と音声出力を使ってより自然でリアルタイムな会話を可能にするモードのことです。
マルチモーダルモデルを使っていて、「話す速度」「声の抑揚・感情」といった非言語的な手がかり(ノンバーバルキュー)も認識・反応できるのが特徴的だと言えるでしょう。
モバイルアプリ・デスクトップアプリ・デスクトップ Webに対応していて、使用するにはマイクの許可が必要です。
高度な音声モードは以下の用途で利用するのがおすすめです。
また認知特性が聴覚優位(耳から入ってくる情報の方が処理しやすい人)も高度な音声モードの利用に向いています。
音声入力の精度は周囲の環境音、マイク、端末の種類などによって変化することに注意しましょう。
参考:OpenAI ChatGPTリリースノート「2024年10月30日 高度な音声モード」
ChatGPTエージェントとは、ChatGPTが外部のツールやデータベースと連携して、より高度なタスクを実行できるようにする機能のことです。
ChatGPT Proでは月次メッセージ制限が400までとなり、制限を超えると次の月まで利用することができません。
ChatGPTエージェントは次の用途で利用するのがおすすめです。
項目 | 概要 |
Web検索 | 最新の情報を取得して質問に答えてほしい時 |
データベースクエリ | 特定のデータベースから情報を引き出して、分析やレポート作成をサポートしてほしい時 |
API連携 | 他のサービスやツールと連携して、複雑なタスクを自動化したい時 |
カスタムワークフローの構築 | 特定の業務プロセスに合わせた自動化をしたい時 |
またChatGPTエージェントを利用する際は、以下の点に注意しましょう。
詳細な機能はOpenAIヘルプセンターのページに記載があるため、興味のある方は確認してみることをおすすめします。
参考:OpenAIヘルプセンター「ChatGPTエージェント」
画像出典:OpenAI「Sora」
SoraとはOpenAIが提供する、テキストや画像から動画を生成・編集できるAIツールです。
ChatGPT Proでは一度に4枚の画像、最大1080pの解像度で20秒の透かしの入らない動画を5本同時生成できます。
Soraは次の用途で利用するのがおすすめです。
またSoraの機能の中で、リミックス機能やストーリーボード機能は使いこなすまでに少し時間がかかるため注意しましょう。
参考:OpenAIヘルプセンター「Soraで画像を作成する」
参考:OpenAI、最新の動画生成AIモデル「Sora 2」を発表。より正確でリアルな動画を生成可能
Codexエージェントとは、コードの作成・レビュー・リリースをより速く行えるようサポートするAIコーディングエージェントです。ChatGPT ProではCodex エージェントの研究プレビュー版にもアクセスすることができます。
Codexエージェントは以下の用途で利用するのがおすすめです。
項目 | 概要 |
機能開発 | 新しい機能のコーディングや既存機能の改善 |
コードレビュー | コードの品質チェックや最適化の提案 |
バグの修正 | 既存コードのバグを特定して修正する |
プルリクエストの作成 | コード変更をリポジトリに統合するためのプルリクエストの生成 |
コードベースの質問回答 | コードの理解や使用方法に関する質問への対応 |
また、Codexエージェントを利用する際は次の点に注意しましょう。
タスク実行中にインターネットアクセスを許可することはできますが、セキュリティやプライバシーの観点から慎重に設定するのが望ましいと言えます。
ChatGPT Proを契約する手順は以下の通りです。
複雑な操作は必要としないため、画面の内容を確認しながら契約を進めてみてください。
また入力画面では、決済方法や個人情報などは数値や漢字に間違いのないよう注意して入力しましょう。
参考:OpenAIヘルプセンター「ChatGPT Proとは何ですか?」
ChatGPTはOpenAIが運営するサービスのため、その料金プランの1つであるChatGPT Proを契約した際は、OpenAIの利用規約とプライバシーポリシーが適用されます。
利用規約には以下のことが記載されています。
個人でAIを利用する場合、なかなか細かくチェックすることはないかもしれませんが、自分に関係がある部分だけでも目を通しておくことが大切です。
またプライバシーポリシーには次のことが記載されています。
個人ユーザーとしてAIを利用する場合、自分の個人情報は自分自身で守らなければなりません。大切な個人情報を適切に取り扱うためにも、プライバシーポリシーにあらかじめ目を通しておくことが重要です。
参考:OpenAI「利用規約」
ChatGPT Proとは、2024年12月5日にリリースされたChatGPTの個人向け有料プランの1つで、月額200ドルでOpenAIが提供する最先端のモデルやツールを活用できます。
ChatGPTをビジネスの場だけではなく個人でもっと高度に活用したい人や、自分らしくカスタマイズして使いたい人には最適なプランだと言えるでしょう。この記事も参考にしてChatGPTをぜひ生活の中で最大限に活用し、QOLを高めてみてください。
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