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最終更新日:2024/06/04
OpenAIは、GPT-4oを搭載した大学向けのAIプラットフォーム「ChatGPT Edu」を発表しました。学生や教員を対象に、キャンパス運営における活用を支援します。
このAIニュースのポイント
OpenAIは、大学向けに設計されたChatGPT Eduを発表しました。GPT-4oを搭載し、テキストや画像から推論・データ分析ができるAIプラットフォームです。
ChatGPT Eduは、エンタープライズレベルのセキュリティと制御を備え、教育機関向けに手頃な価格で提供されます。このプラットフォームは、学生の個別指導や履歴書のレビュー、研究者の助成金申請の作成、教員の採点とフィードバックなど、キャンパス内の様々なタスクに役立ちます。
すでにいくつかの大学でChatGPTの活用実績が報告されており、活用の成果が見られたことを背景にChatGPT Eduは構築されました。
例えばコロンビア大学のナビラ・エルバッセル教授は、AIを用いて薬物の過剰摂取による死亡率を減少させるためのコミュニティベースの戦略に取り組んでいます。また、ペンシルベニア大学のイーサン・モリック教授のコースでは、学生がコース教材でトレーニングしたGPTとのディスカッションを通じて、最終反省課題を完成させました。
ほかにも、アリゾナ州立大学のクリスティアン・レベス助教授は、学生がドイツ語で会話を行い、適切なフィードバックを受け取るためのカスタムGPTを開発しています。
新学期に向けて、ChatGPT Eduは大学がAIを広範に導入するためのアクセス可能なオプションを提供します。GPT-4oへのアクセス、ChatGPTのカスタム構築、無料版より多いメッセージ制限、50以上の言語サポート、強固なセキュリティとデータプライバシーなどが含まれます。
アリゾナ州立大学の副CIOであるカイル・ボーウェン氏は「OpenAIの技術を教育と運用体制に統合することで、大学全体の変革が加速します。また、私たちはコミュニティ全体で協力し、他の教育機関でも活用できるモデルとして拡張していきます」とコメントしています。
出典:OpenAI
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