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ヤマハ発動機、AI搭載の細胞ピッキング&イメージングシステムを発売。AIによる自動化機能で細胞研究を効率化

最終更新日:2024/12/03

ヤマハ発動機は、AI搭載の新型の細胞ピッキング&イメージングシステム「CELL HANDLER 2」を2025年3月に発売します。

このニュースのポイント

  • ヤマハ発動機、新型の細胞ピッキング&イメージングシステム「CELL HANDLER 2」を2025年3月に発売
  • 「CELL HANDLER」の後継機として新たにAI機能が搭載。直感的な操作性で研究や実験の質の向上と効率化に寄与
  • 細胞の自動選別が可能となり、オートフォーカス機能や動画撮影機能などが拡充。トレーサビリティが改善され信頼性の高いデータ構築も可能に

ヤマハ発動機株式会社は、新薬開発を目的とした研究・実験の効率化・精緻化に貢献する、新型の細胞ピッキング&イメージングシステム「CELL HANDLER 2(セルハンドラー ツー)」を2025年3月に発売します。AIによる自動化とイメージング機能の強化、操作感の向上を実現し、細胞研究を効率化します。

「CELL HANDLER 2」は、細胞の取り扱いやデータ取得を高速・高精度に行う細胞ピッキング&イメージングシステム「CELL HANDLER」の後継機です。「CELL HANDLER」を利用したユーザーからのフィードバックなどを踏まえて、吸引・吐出だけでなく、観察や解析など細胞を扱う研究のさまざまな工程における作業環境の効率化を目指して開発されました。

「CELL HANDLER 2」では、高精度な観察を実現する環境とデータ収集の技術に加え、直感的で使いやすいインターフェースと機能を提供します。これにより、新薬開発をはじめ、高抗体産生株やiPS細胞株の樹立などに関する研究や実験において、その質の向上や効率化に貢献します。

AIを搭載したことで、研究現場から提供されたデータ等に基づき、さまざまな研究に応じて必要とされる条件の細胞をAIが学習し、自動で選別。従来機では識別が難しかった条件でも、対象細胞を検出・収集します。また、オートフォーカス機能により、省力化しながらも精緻な作業が可能となり、動画の撮影や細胞配置の自由度も向上しました。

さらに、細胞吸引後の画像撮影におけるトレーサビリティを改善しました。細胞周辺の画像を自動で繋ぎ合わせた「タイリング画像」の自動生成により、信頼性の高いデータ構築を行います。

ヤマハ発動機は、今回発売される「CELL HANDLER 2」を活用し、新薬開発を目的とした研究・実験の効率化・精緻化に貢献していくとコメントしています。

出典:YAMAHA

AIsmiley編集部

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