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最終更新日:2024/04/26
西尾信用金庫と日立チャネルソリューションズは、ATM内蔵カメラを利用したAI画像検知による特殊詐欺対策を開始すると発表しました。
このAIニュースのポイント
西尾信用金庫と日立チャネルソリューションズ株式会社は、全国で初めて、ATM内蔵カメラを利用したAI画像検知による特殊詐欺対策を開始することを発表しました。4月24日(水)より、対象ATMが数店舗で稼働を開始します。
西尾信用金庫は、年々増加傾向にある振り込め詐欺などの特殊詐欺に対し、職員による顧客への注意喚起や取引履歴に応じたATM振込取引の規制など、さまざまな取り組みを行っています。
日立チャネルソリューションズは、ATM内蔵カメラによるAI画像検知ソリューションの提供を、2018年に開始しています。これは、利用客の携帯電話の使用をしている様子や、マスク・サングラスの着用を検知し、取引内容によってはATM画面で注意喚起や取引中止を促すものです。
今回、西尾信用金庫と日立チャネルソリューションズの両者は、AI画像検知ソリューションを深化させ、ATM振込取引においての特殊詐欺対策を実現させました。ATM取引時に、携帯電話を使用する様子を、リアルタイムでAIが検知します。ATM内蔵カメラによって、ATM取引と連動し、特定の取引に絞った効果的な対策と、利便性の確保が同時に実現可能です。
振り込め詐欺などの特殊詐欺において、犯人が携帯電話でATMに誘導し、指定した口座に送金を行わせるケースが現在も多く発生しています。そのため、特定の取引を対象にして、効果的な抑止対策を実施します。具体的には、「ATMでの振込取引をしている様子をカメラが検知し注意・警告画面を表示する」「ATM利用客の操作状況を判断し、係員呼び出し、または、取引の中止を行う」といったものです。
西尾信用金庫と日立チャネルソリューションズは、「ATMとデジタル技術の活用を通じて、顧客に寄り添ったサービスの向上を図るとともに、安心、安全な利用環境の構築に努めていきます」とコメントしています。
出典:PR TIMES
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