アラヤ、毛髪の異物混入の検出ができる外観検査AI装置セットを提供開始

最終更新日:2024/02/27

人工知能の技術開発・ソリューション提供を手掛けるアラヤは、従来の検査機やAIでは検出が難しかった0.1mm程度の異常も検出可能な外観検査用のAIソフトとハードウェアのセットの提供を開始。食品中の毛髪や微細な傷など0.1mmの異常も検出が可能です。

このAIニュースのポイント

0.1mm程度の異常も検出可能な外観検査用のAIソフトとハードウェアのセットの提供開始
食品製造において重要課題である「毛髪」や「ビニール」等の混入異物の検出が可能
カメラで撮像した画像データの処理高速化も実現

人工知能の技術開発・ソリューション提供を手掛ける株式会社アラヤは、従来の検査機やAIでは検出が難しかった0.1mm程度の異常も検出可能な外観検査用のAIソフトとハードウェアのセットの提供を開始しました。

この製品は、アラヤが提供している外観検査用パッケージソフト「InspectAI」をベースに、株式会社キーエンス製のカメラ・照明等の撮像機器を活用し、株式会社マイスターエンジニアリングがシステム構築を行うことにより実現するものです。

提供を開始した外観検査AI装置セットは、幅広い業界の製品に使用できます。中でも、食品製造の現場において重大な課題である「毛髪」や「ビニール」等の混入異物の検出は、従来の検査装置では対応が難しかったため、製品の品質向上や省人化の面で大きな導入メリットが期待できます。

カメラで撮像した画像データの処理高速化も実現。例えば、500万画素の比較的大きな画像において、従来はAIでの検査に1秒近くの時間がかかっていましたが、約0.5秒まで短縮させることが可能です。これにより、製造現場で求められる短いタクトタイムに対応することができます。