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最終更新日:2025/05/08
2025年5月8日、新党「チームみらい」党首の安野貴博氏が、7月の参議院選挙に全国比例区から出馬することを正式表明しました。
このニュースのポイント
安野貴博氏は5月8日、東京・内幸町の会見場で新党「チームみらい」を結党し、7月の参議院選挙に全国比例区から出馬すると正式に表明した。昨年の都知事選と同様に組織票や後ろ盾を持たない“地盤も看板もカバンもない”挑戦だが、「勝機は十分にある」と語りました。
安野氏は、都知事選で掲げた「テクノロジーで誰も取り残さない東京」を一歩進めるべく、自ら国政政党を立ち上げ議員となる道を選んだと説明。一年間にわたり地方自治体や各政党の議員と協働し、「デジタル民主主義2030」プロジェクトでAIを使った三つのツール――多様な意見を主分析・整理する「広聴AI」、オンラインで1億2000万人が熟議できる「いどばたシステム」、政治資金の流れを透明化する「Polimoney」を開発、複数の自治体で試験導入を進めてきた成果を挙げました。
政策ビジョンには、AI時代にふさわしい成長戦略として、産業振興と行政のDX推進や、変化に柔軟対応できる財政・社会システムの構築、子育て・教育・科学技術・文化振興への大胆な投資を掲げ、「再分配議論に偏りすぎず、成長戦略と適応力強化が必要だ」と強調。党交付金1億円超を活用し、永田町に約10名規模のエンジニアチームを結成、成果をオープンソース化して政治DXを加速させる計画を示しました。
質疑応答では、GovTech東京との外部アドバイザー契約を5月12日に満了させる意向を表明し、政治的中立性を保つため既存コミュニティ運営体制も刷新したと説明。候補者10名超の擁立調整状況については、比例区3名、選挙区7名を想定しているが、今後調整をおこなった上で正式に報告すると語りました。
また、選挙資金については借入をせず自己資金と寄付でまかなう計画で、10名の候補者擁立に必要な最低限の資金は確保済みと説明。賛同者からの寄付動向を見ながら今後さらに募っていきたいとしています。
参議院を選んだ理由として「6年の安定任期で政策と選挙活動に専念できる」「良識の府としての性格がテクノロジー推進と相性が良い」と説明。既存の地方/国政プロジェクトとの整合性については、契約満了後も新体制で継続可能とし、他党や行政との協力姿勢も示しました。非党派層へのアプローチでは、数値主義に頼らず「ブロードリスニング」を通じフィードバックを反映させる手法を重視すると表明しました。
昨年の都知事選で約1,400万人の都民のうち1%にあたる、15万4638票を獲得したことを「1%の革命」と銘打ち、「都知事選で託された15万4638票に感謝しながら、今度は国政政党というより大きな目標に向かって社会を前進させたい」と決意を新たにしました。
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