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最終更新日:2024/01/26
株式会社ANAケータリングサービスが、TechMagicとフジマック共同開発の食器自動仕分けロボット「finibo」の実証実験に協力しました。
従来人の手で行われていた食器の仕分けと収納の作業を自動化し、作業者の負担軽減と効率的な人員配置を検証します。
このAIニュースのポイント
TechMagic株式会社と株式会社フジマックが共同開発した食器自動仕分けロボットfiniboの実証実験を、株式会社ANAケータリングサービスの協力のもと2021年4月26日より開始しました。
finiboは、最新の機械学習やロボティクスを活用し新たな食のインフラを創造するTechMagicと、業務用厨房機器総合メーカーのフジマックが共同開発した食器自動仕分けロボットです。
国内区間を就航している航空機へのケータリング業務を担っているANAC羽田工場では、従来コンベア型食器洗浄機が用いられています。
しかし、洗浄機から出てくる食器を仕分けてコンテナに収める作業に1~2人の作業者が関わっており、作業者の負担軽減とコストの削減が課題となっていました。
finiboは、複数のカメラで食器の位置と姿勢を画像認識する6次元コンベアトラッキング技術を搭載しており、その情報をもとに2台のロボットが食器整理を完全自動化します。
ANAC羽田工場での実証実験では、コンベア洗浄機とロボットアームを組み合わせ、食器の仕分けと収納のような繰り返し作業をfiniboが担います。
食器の取り出し工程を自動化し、作業者の負荷軽減と効率的な人員の配置の可能性を検証しました。
今回実証実験を行ったfiniboは、ANAC羽田工場仕様となっています。
レイアウトは門型架台で少接地面積に対応し、丸・四角形食器、陶器に加え、白色・黒色食器など、高確度な分類をすることが可能です。
サイクルスピードは、Pickerロボットが食器1枚当たり最速4秒、Stowerロボットが5秒です。
食器手前で安全に減速することで、陶器食器への負荷を軽減するほか、制御盤から簡単に動作指示が可能なため操作性が向上します。
今回の機能は、回転が速く、正確さを求められる業務において、とても需要があるものと言えます。
人的コストの削減だけでなく、衛生管理の徹底、抗菌・抗ウイルスの対策もできるため、感染予防にも貢献できますね。
出典:PR TIMES
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