国内初、生成AIのリスクを補償する「生成AI専用保険」の提供開始
最終更新日:2024/04/30
あいおいニッセイ同和損保とArchaicは、国内初となる生成AIのリスクを補償する「生成AI専用保険」を共同開発し、3月より提供開始します。
このAIニュースのポイント
- 生成AIの安全・安心な導入・活用の促進や導入に際する不安払拭を目的に国内初となる生成AI専用保険を開発
- 生成AIの利用によって損害が発生した際に、企業が負担する様々な費用を補償
- 事故後の補償だけでなく、ガバナンス体制構築支援やコンサルティングサービスで、事故の未然防止や早期回復をサポート
MS&ADインシュアランスグループのあいおいニッセイ同和損害保険株式会社とAI技術開発を行う株式会社Archaicは、企業の生成AI導入・活用に対する不安を払拭することを目的とし、国内初の「生成AI専用保険」を共同で開発しました。2024年3月から提供を開始します。
2022年11月にOpenAIが対話型チャットボット「ChatGPT」を公開したことを契機に、日本においても大手企業を中心にChatGPT等の生成AIによる社内業務効率化が進んでおり、今後はより多くの業界での活用や新たなイノベーション創出が期待されています。一方で、利用に当たり権利侵害や情報漏洩、出力結果の正確性などのリスクが存在し、導入における大きな障害となっています。
これらの課題を解決し、生成AIの普及を促進するため、あいおいニッセイ同和損保とArchaicは、各々の生成AIに関する知見や経験をかけあわせ、国内初となる「生成 AI 専用保険」を共同で開発しました。
「生成AI専用保険」は、生成AIの利用によって発生した知的財産権の侵害による訴訟や情報漏洩、ハルシネーションによる不適切な表現の報道などに対し、企業が負担する様々な費用を補償します。
また、事故後の補償だけでなく、事前のガバナンス体制の構築支援や事故後のコンサルティングサービスも提供し、事故の未然防止や早期回復をサポートします。
あいおいニッセイ同和損保とArchaicは「知見の相互利活用により生成AIの安全な利用環境の構築と、新たなイノベーションの創出に貢献します」とコメントしています。
出典:あいおいニッセイ同和損保
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