豊田合成、AI画像解析でトラック積載量を算出。物流時のCO2排出量を低減
最終更新日:2023/09/11
豊田合成は、製品納入時の輸送効率を高めるため、トラックの積載量の算出をAIで自動化するシステムを開発しました。
このAIニュースのポイント
- 豊田合成がトラックの積載量の算出をAIで自動化するシステムを開発
- システム活用により年間で約4,400便の運行本数の削減が可能となり、140トンのCO2削減につながる見込み
- 製品輸送時のCO2排出を減らせることに加え、社会課題となっているトラックドライバー不足の解消への効果も期待
豊田合成株式会社は、製品納入時の輸送効率を高めるため、トラックの積載量の算出をAIで自動化するシステムを開発し、みよし物流センターで運用を開始しました。これにより、年間で約4,400便の運行本数の削減が可能となり、140トンのCO2削減につながる見込みです。
豊田合成は、顧客カーメーカーの各工場の生産量に応じてトラックの配車計画を最適化するため、各運行路線の担当者が荷台の空間を目視で確認し、積載量を算出してきました。しかし、この方法では経験年数などによる人為的な判断のばらつきや、確認できるトラック台数に限界があったため、算出の精度向上が課題でした。
そのことを背景に豊田合成は、AIで自動化するシステムを開発し、みよし物流センターで運用を開始しました。みよし物流センターで積み下ろしする全てのトラック(1日あたり500便)の貨物量を24時間撮影し、AI画像解析でその量を自動算出することで、即座に正確な積載量の把握が可能です。
積載率の低い路線・便の抽出が容易になり、試験導入した一部の路線では、運行本数を1日15便から12便に減らすといった輸送効率が向上しました。これにより、年間で約4,400便の運行本数の削減が可能となり、140トンのCO2削減につながる見込みです。
今後、グループ全体での輸送効率向上に向け、同システムを一宮物流センターで2023年秋から導入予定です。
出典:豊田合成株式会社
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