生成AI
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最終更新日:2024/04/09
株式会社ラディウス・ファイブのDeep Learningを用いて漫画用の美術背景を生成するサービス「Line Drawer」が大幅アップデートされました。
線画4種類、影付きの線画2種類、カラー付きの線画2種類、スクリーントーンが貼られた線画1種類の合計9種類を一度に出力することが可能になります。
このAIニュースのポイント
Line Drawerは、漫画の背景や挿絵の制作に活用することができるAIサービスです。背景や挿絵の制作は、注目度が低い割りに時間のかかる作業です。Line Drawerでは、写真をアップロードするだけで線画を生成することができるので、背景制作の時間を大幅に短縮することが可能となります。
今回のアップデートでは、線画のクオリティを改善したことの他、影付きの線画やカラーをつけた線画、スクリーントーンを載せた線画など、アウトプットの種類が追加されました。このアップデートにより、利用者の後工程の負担を減らすと共に線画だけでは利用しにくかったデザインやウェブトゥーンでの利用など、新しい利用者層への需要も高まっています。
これまでのユーザの利用傾向を踏まえて、プレーンな線画のクオリティ改善が行われました。アウトプットは6種類から4種類に減りましたが、より利用しやすい線画を出力できるようになりました。
プレーンな線画4種類に加えて、影付きの線画2種類、カラーの線画2種類、スクリーントーンを載せた線画の9種類をアウトプットできるようになりました。これまで線画に影をつけたり、カラーをつけたり、スクリーントーンを載せる作業は後工程に存在していましたが、いずれも手間のかかる作業となっていました。後工程にかかる負担も減らすことでデザイナーやウェブトゥーンの制作等、漫画家だけでなく広いユーザ層が活用しやすくなりました。さらに、自分で加工したいという人の要望に応えるために、線画が載っていないモノクロ画像、カラー画像、スクリーントーン画像もおまけとして提供されます。
制作の中で最も時間と労力が必要なのが背景だというクリエイターは数多くいます。ゆくゆくは、そのクリエイターの絵のタッチに合わせた線画の生成などもできるようになるのでしょうか。今後の利用者からの声や新たな機能に関する情報が楽しみですね。
出典:PR TIMES
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