AI自動運転フォークリフトをトヨタL&Fが開発、トラックへの荷役に対応
最終更新日:2024/02/05
豊田自動織機トヨタL&Fカンパニーは、AIを搭載した自動運転フォークリフトを開発しました。
このAIニュースのポイント
- AI搭載の自動運転フォークリフトをトヨタL&Fカンパニーが開発
- トラック停車位置や積荷姿勢が一定でなくとも荷役作業を自動化
- 今後は安全性・作業効率・コスト面などで、さらなる製品開発を進める
株式会社豊田自動織機トヨタL&Fカンパニーは、AIを搭載した自動運転フォークリフトを開発しました。
トラックや積荷の位置・姿勢を自動で認識し、自律的に走行経路を生成して荷役作業を行う世界初の技術を導入しています。
これにより、従来の定位置荷役に加え、トラックの停車位置や積荷の姿勢が一定でない状況下においても、荷役作業を自動化できます。
「トラック荷役対応 自動運転フォークリフト」は、3D-LiDARを用いたトラック位置検出、ガイドレスでの自動運転に加え、画像認識・ディープラーニングを活用した、マーカーなどの目印が不要なパレット位置・姿勢検出技術や、パレットまでのアプローチ走行経路の自動生成方式を採用しています。
2019年から開始した実証試験を通じて、有人作業と比較して約5倍かかっていた作業時間を約2倍まで短縮、自動運転・荷役における要素技術の目途付けを完了しました。
実証試験は、トラックの荷役作業において主に使用されるカウンタータイプで進められましたが、狭小な作業現場に対応すべく、リーチタイプにもトラック荷役機能を付与することで、機種展開の拡大を図る予定です。
今後は、安全性・作業効率・コスト面などで、さらなる製品開発を進めます。
出典:豊田自動織機
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