AI解析で文章を「やさしい日本語」に変換するサービスが提供開始
最終更新日:2022/08/08
株式会社日立社会情報サービスが、ホームページの文章を在留外国人にわかりやすい「やさしい日本語」に変換するサービスの提供を開始しました。
このAIニュースのポイント
- ホームページの文章を、「やさしい日本語」に変換するサービスが販売開始
- ワンクリックでホームページ上の文章をAIが解析し平易な日本語へ自動変換
- ルビ振り機能もあり、外国人だけでなく漢字を読めない子どもにも情報発信が可能
株式会社日立社会情報サービスから、ホームページの文章を通常の日本語よりも平易な日本語に変換することで、在留外国人が情報を取得しやすくする「『やさしい日本語』変換サービス」の販売が開始されました。
「『やさしい日本語』変換サービス」は、現在運用中のホームページに起動リンクを設置するだけで、「やさしい日本語」表記へ自動変換できるようになるサービスです。
「やさしい日本語」は、出入国在留管理庁・文化庁が2020年8月に発表した「在留支援のためのやさしい日本語ガイドライン」で定められています。例えば、防災訓練・避難訓練の言い換え例としては、「災害が起きたときのために、安全に逃げる練習や、火を消す練習をすること」となります。
「『やさしい日本語』変換サービス」では、ワンクリックでホームページ上の文章をAIが解析することで、在留外国人には理解しづらい説明や情報を「やさしい日本語」に自動変換できます。クラウド型サービスのため、サービス利用のための新たなサーバの設置は不要です。ルビ振り機能もあるため、外国人だけでなく漢字を読めない子どもにも情報発信できるようになります。活用することで、日本語を母国語としない人向けのページを作成する必要が無くなるため、ホームページ管理者の負担を軽減しつつ、正確な情報提供を可能とします。
近年、在留外国人は増加傾向にあり、その国籍も多様化する中で、いかにその方々へ正確な情報を届けることができるかがホームページの大きな役割の一つとなっていました。在留外国人向けの情報提供としてはホームページ上の多言語翻訳が一般的ですが、「やさしい日本語」の活用により、さらに正確な情報を伝えることができると期待されており、取り組む自治体が増加しています。
出典:PR TIMES
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