ベネッセ、社内AIチャット「Benesse GPT」をグループ社員に向けて提供開始
最終更新日:2023/04/17
ベネッセホールディングスは、AIチャットサービス「Benesse GPT」を開発し、グループ社員向けに運用を開始しました。
このAIニュースのポイント
- 「Benesse GPT」は日本マイクロソフト社が提供するAzure OpenAI Serviceを活用したAIチャットサービス
- 現場の開発者・企画者が安心・安全な環境でAIチャットサービスを検証できる環境を整備することを目的として開発
- 今後、サービス自体の検証も重ねながらBenesse GPTを継続的にバージョンアップをしていく予定
株式会社ベネッセホールディングスは、日本マイクロソフト社のパブリッククラウド「Microsoft Azure」上で提供する「Azure OpenAI Service」を活用したAIチャットサービス「Benesse GPT」を開発し、グループ社員約15000人に向けて運用を開始しました。
ベネッセはDX戦略として「コア事業の進化」と「新領域への挑戦」を中期経営計画で掲げており、2021年春よりDigital Innovation Partners(DIP)という組織を構築しました。情報システム部門、人財育成部門、DX推進のためのコンサル部門が一体となることで、中期経営計画の実現を目指しています。
DX推進の取り組みを進める中で、今回、現場の開発者・企画者が安心・安全な環境でAIチャットサービスを検証できる環境を整備することを目的に、Microsoft Azure上のOpenAIを活用したAIチャット「Benesse GPT」を開発しました。
「Benesse GPT」は、MicrosoftがAzure上で提供するOpenAI Seriviceを利用してDIPが開発したもので、入力した情報の2次利用をせず、クローズドな環境で外部に情報が漏洩しない仕様となっているなど、セキュリティ面に配慮されています。そのため社員は、社内専用のネットワーク上でAIチャットサービスの使用ができ、セキュアな環境下でAIチャットサービスの業務効率化への活用や、商品開発に向けた技術活用の検証などが可能です。
ベネッセは「今後は、AI活用において様々な角度から議論し、サービス自体の検証も重ねながら、Benesse GPTも継続的にバージョンアップをしていく予定です」とコメントしています。
出典;PR TIMES
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