JDLA、AIデータ・個人情報保護とAIガバナンス・エコシステムに関する研究会レポートを公開
最終更新日:2024/04/05
日本ディープラーニング協会(JDLA)は、『AIデータにおける個人情報取扱いのためのナビゲーション -顔画像データ-』『AIガバナンスエコシステム -AIは誰が管理・評価するのか-』の2本のレポートを公開しました。
顔画像データ等の個人情報をどう取り扱うべきか
JDLA研究会「AIデータと個人情報保護」は、AI開発のデータ利用において、個人情報保護の観点で重要となるポイントを整理した、『AIデータにおける個人情報取扱いのためのナビゲーション -顔画像データ-』を公開。
ディープラーニング等を用いたAIデータ利活用の場面では、従来は想定されていなかったような高度で複雑なデータ解析が可能となる一方で、その扱いについて明確に整理することが難しくなっています。そのような問題意識から本書では、AI開発の現場でデータの利活用を進めるうえで、社会受容性等の観点も踏まえて一定の判断が可能となるよう、個人情報保護法と関連ガイドライン等を含めた重点ポイントを示しました。
また、データ種類や応用領域によってその扱いは異なることから、研究会ではデータ種類毎にフォーカスを変えて検討をしています。成果物の初版となる本書では、全体に共通する部分を示すと共に、特に「顔画像データ」の扱いについて、その特徴と配慮事項について整理しています。
『AIデータと個人情報保護』研究会 概要
- 座長:岡田陽介(株式会社ABEJA 代表取締役社長CEO)
- 検討課題:AIの開発・データ利用に伴う個人情報の取扱いに係る論点を整理し、法制度の解釈と遵守のためのスタンダートを示す
AIは誰が管理・評価するのか?
2020年夏より活動を開始したJDLA研究会「AIガバナンスとその評価」は、2年目(第Ⅱ期)の検討をまとめた報告書『AIガバナンスエコシステム -AIは誰が管理・評価するのか-』を公開。
研究会ではAIサービスのガバナンスを考える際、個々の組織内にとどまるのではなく、外部環境や評価機関とのつながりを踏まえた検討が必要という問題意識から、「AIガバナンス・エコシステム」を提言し、その概念の具体化へ向けた検討を行っています。
報告書では、「AIガバナンス・エコシステム」を構成する関連機関やアクターについて、1年目の検討をさらに精査し、「AIガバナンス・エコシステム(第Ⅱ期バージョン)」を紹介。
また、具体的なケースをあてはめた検討として、HR(Human Resources)領域のAIサービスを取り上げ、重要と考えられる機能や役割、アクター間の連携等について整理しています。
『AIガバナンスとその評価』研究会 概要
- 座長:江間有沙(東京大学 未来ビジョン研究センター 准教授)
- 検討課題:多様なアクターによる管理・評価の体制の在り方を「ガバナンス」と定義し、どのようなガバナンスの形がありうるのか調査し、信頼されるAIの構築の一助とする。
レポートはJDLA公式Webサイトからダウンロード可能です。
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