特許庁、類似商標画像の検出のAIコンペを開催
最終更新日:2024/01/25
特許庁は、データ分析コンペティションプラットフォーム“Nishika”にて、類似する商標画像を高精度で検知出来る機械学習モデルをコンペ形式で開発します。2021年11月開始予定で賞金総額は50万円です。
このAIニュースのポイント
- 特許庁は、「商標×AI:イメージサーチコンペティション(類似商標画像の検出)」を開催
- 特許庁は先行図形商標の実際の審査で試験的にAI画像検索システムを導入中
- デジタルの日の取組の一つとして位置づけ
データ分析コンペティションを中心としたプラットフォーム”Nishika”を運営するNishika株式会社は特許庁と共に、11月より新たなコンペティション「商標×AI:イメージサーチコンペティション(類似商標画像の検出)」を開催します。
世界的に商標の出願件数は増加傾向にあり、国内でも2020年の出願件数は約18万件と2013年の1.5倍にまで増加しており、今後もこの傾向は続くと見られています。出願された商標の審査期間を延伸させないためには、より効率的な審査業務の実現と審査品質の確保を両立することが求められています。
特許庁では、より効果的かつ品質の高い審査を実現すべく、商標審査の一部にAI技術を導入する取組を進めています。その一環として、先行図形商標の検索のために、AI技術を用いた画像検索システム(イメージサーチツール)を開発し、実際の審査で試験的に導入しています。
このイメージサーチツールは、精度について一定の評価を得ているものの、例えば、商標の部分的な一致に係る画像検索については引き続き改良の余地があり、日進月歩で進捗する機械学習技術の発展に合わせ、より有効な技術を取り入れていくことが重要です。
そこで、特に改善の余地があると思われる商標の部分的な一致や色彩の濃淡等に係る画像検索の精度向上を目的として、類似商標画像の検出に関するコンペを開催します。
本コンペでは、年々増加している商標の出願件数に対して、より効率的かつ品質の高い審査業務を実現するために、類似商標画像を高精度で検出可能な機械学習モデルの開発に取り組みます。モデル開発に当たっては、実際の審査実務での運用を目的としているため、数十万件の実際の商標画像を用いる予定です。
Nishikaはデジタルの日の「業務のデジタル化にチャレンジしてみる」という主旨に賛同しており、特許庁とともに本コンペをデジタルの日の取組の一つとして位置づけ、特許庁の業務におけるDX推進を支援していきます。
概要
名称:商標×AI:イメージサーチコンペティション(類似商標画像の検出)
開始:2021年11月予定
締切:2022年1月予定
賞金総額:50万円
利用データ:特許庁が提供する商標画像検索用データセット(数十万件)
※実際に審査される商標画像の実データと審査官による審査結果の正解データを用いた実用的なコンペティションです
出典:PR TIMES
- AIサービス
- 画像認識・画像解析
- 導入活用事例
- 法務・法律・知財・契約
業務の課題解決に繋がる最新DX・情報をお届けいたします。
メールマガジンの配信をご希望の方は、下記フォームよりご登録ください。登録無料です。
AI・人工知能記事カテゴリ一覧
AI・人工知能サービス
- 生成AI
- 画像生成AI
- ChatGPT
- AI研究開発
- LLM
- DX推進
- おすすめAI企業
- チャットボット
- ボイスボット
- 音声認識・翻訳・通訳
- 画像認識・画像解析
- 顔認証
- AI-OCR
- 外観検査
- 異常検知・予知保全
- 自然言語処理-NLP-
- 検索システム
- 感情認識・感情解析
- AIモデル作成
- 需要予測・ダイナミックプライシング
- AI人材育成・教育
- アノテーション
- AI学習データ作成
- エッジAI
- IoT
- JDLA
- G検定
- E資格
- PoC検証
- RPAツール
- Salesforce Einstein
- Watson(ワトソン)
- Web接客ツール
- サプライチェーン
- メタバース
- AR・VR・デジタルツイン
- MI
- スマートファクトリー
- データ活用・分析
- 機械学習
- ディープラーニング
- 強化学習
- テレワーク・リモートワーク
- マーケテイングオートメーション・MAツール
- マッチング
- レコメンド
- ロボット
- 予測
- 広告・クリエイティブ
- 営業支援・インサイドセールス
- 省人化
- 議事録自動作成
- 配送ルート最適化
- 非接触AI
業態業種別AI導入活用事例
今注目のカテゴリー
AI製品・ソリューションの掲載を
希望される企業様はこちら