生成AI

最終更新日:2025/09/24
自社ではGoogle workspaceを活用しているけれど、AIとも作業分担して効率化したいと考えている人はいませんか?ビジネスの場で使うグループウェアにはコミュニケーションが活発化したり、コストを削減できたりとさまざまなメリットがあります。
近年企業では自社に合ったグループウェアを活用し、業務を効率化するのが日常化してきたと言えるでしょう。しかし、最近はこのグループウェアにもAIを導入し、より便利に活用する動きが出てきました。
この記事ではGoogle workspaceを使用している人におすすめの、Gemini for Google workspaceについて詳しくご紹介します。
Google workspaceとはグループウェアの1つで、上記画像に記載されているGmail、Google Meet、Googleドキュメントなどをまとめたクラウド型のサービスです。
多岐にわたるGoogleのツールの中から、ビジネスの場で役立つ機能をまとめて提供しているのが特徴的です。
また14日間の無料トライアルがあるため、企業にとっては導入ハードルが低いと言えるでしょう。
Gemini for Google workspaceとは、Google Workspaceで利用できる生成AI機能の総称です。
Googleの公式ホームページでも「Google Workspace with Gemini」「Gemini for Google Workspace」といった表記ゆれが見られますが、すべて「Google Workspaceに搭載されているGemini機能群」のことを指しています。
Gemini for Google workspaceという新たなサービスができたわけではなく、既存のGoogle Workspaceの環境に組み込まれている形です。
そのため既存ユーザーは特別な導入作業をしなくても、Google WorkspaceのAI機能を利用できるのです。
Gemini for Google workspaceでできることを8つご紹介します。
Gemini for Google workspaceではGoogleが提供する最先端のAIモデルを利用できます。
最新AIモデルの特徴は以下の通りです。
初めてGeminiを利用する人は、まずはあらかじめ準備されているサンプルプロンプトを使うことで、自分の業務にどう役立つかを実感できるでしょう。
Gemini for Google workspaceではNotebookLM内でGeminiを利用でき、ユーザーが提供する情報を基にAIが生産性を高めることが可能です。
Gemini for Google workspaceでは、Google Workspaceが提供する料金プランや契約形態に応じて、次の機能が利用できます。
セキュリティ面では、管理者の管理下で安全にやり取りできるため外部にデータが流出せず、入力データはGoogleのモデル学習には使われません。
NotebookLM内でGeminiを活用したい場合、料金プランや契約形態に応じてどのようなことができるかあらかじめ確認しておきましょう。
Google Workspaceのサイドパネルとは、Google Workspaceアプリケーションの右側に表示される縦長のパネルのことで、アプリやタブを切り替えることなく作業しながらGeminiと会話できるスペースです。
サイドパネルが利用できるGoogle Workspaceアプリケーションは以下の6つです。
サイドパネルを利用すると、Geminiがそれぞれのアプリケーションから得られた情報を活用して要約・分析・コンテンツ生成をサポートします。
25種類の言語に対応しているため、国内だけではなく海外事業を展開している企業にもおすすめです。
GoogleドキュメントとGmailでは、Geminiが文書やメールの作成・ブラッシュアップを支援します。
できることの概要は以下の通りです。
Googleドキュメント | Gmail | |
対応言語 |
|
|
できること |
|
|
ただしGeminiはあくまでもAIで、必ずしも客観的な事実を述べるわけではないため使い方には注意が必要です。
参考:Googleドキュメントエディタヘルプ「Google Workspace with Gemini の対応言語」
参考:Googleドキュメントエディタヘルプ「Gemini in Google ドキュメントを使って文章を書く」
参考:Googleドキュメントエディタヘルプ「Google ドキュメントでスペルや文法をチェックする」
参考:Googleドキュメントエディタヘルプ「Gemini in Gmail でメールの下書きを作成する」
Googleスライドでは、Geminiがスライド内に挿入する画像作成を支援します。
具体的には以下の2つのことができます。
生成された画像はGoogleスライド以外では使用できないため注意しましょう。
参考:Googleドキュメントエディタヘルプ「Gemini in Google スライドで画像を生成する」
Googleスプレッドシートでは、Geminiが以下の作業をサポートします。
またスプレッドシートへの入力作業時にGeminiが入力候補を提案したり、提案が不正確だった場合はフィードバックを送信したりできます。
Geminiが自動で補完・予測してスプレッドシートでの作業効率を上げられるのが大きなメリットだと言えるでしょう。
参考:Googleドキュメントエディタヘルプ「Gemini in Google スプレッドシートを活用する」
Google Meet内では、Geminiを利用して次のことができます。
機能 | 概要 |
カスタム背景画像の作成 | Geminiが状況に合った背景画像を生成する |
スタジオクオリティの画像作成 | 暗い環境や低画質ウェブカメラで撮影した画像の問題を修正し、スタジオ品質に変換する |
スタジオ照明の適用 | プロの照明をシミュレートし、会議中の映像を最適に明るく調整する |
スタジオサウンドの利用 | 音声の欠落や歪みを補正し、元の声を再現してMeetでの音声体験を向上させる |
翻訳キャプションの活用 | 言語の壁を取り払い、Meetのビデオ通話をよりインクルーシブで協力的なものにする |
Adaptive Audio | 同じ部屋で複数のラップトップから参加する場合でも、専用会議機器なしでクリアな音声体験を提供する |
議事録の自動作成機能 | ミーティングの内容を自動で記録・生成し、より効率的で生産的な会議運営をサポートする |
Geminiがミーティング映像・音声・議事録作成までサポートするため、Google Meetで開催するオンライン会議の質を手間をかけずに大幅に向上できるでしょう。
Google Workspaceの管理者は、Geminiを活用してAI分類をすることができます。
AI分類とはAIを使って自動的に組織の機密コンテンツにラベルを付ける機能です。
AIモデルが機密コンテンツに関する組織の基準を学習する期間を終えると、AI分類によって Google ドライブ内の新規ファイルと既存ファイル両方にラベルが自動的に適用されます。
AI分類によりGoogle Workspaceの管理者は、効率化しながらも機密情報をより安全に取り扱うことができるでしょう。
参考:Google Workspace管理者ヘルプ「AI 分類を使用した Google ドライブ ファイルの自動ラベル付け」
参考:Google Workspace管理者ヘルプ「Google Workspace と Gemini」
Gemini for Google workspaceの利用料金はすべて1年プランとなっており、14日間の無料お試し期間がつきます。
プラン別の詳細は以下の通りです。
プラン名 | 1ユーザーあたりの価格 | 概要 |
Starter | 7USD |
|
Standard | 14USD |
|
Plus | 22USD |
|
Enterprise | 価格は要問い合わせ |
|
StarterプランからでもGemini for Google workspaceを利用できますが、本格的に活用するにはStandardプラン以上で契約するのがおすすめです。
参考:Google Workspace「Workspace でビジネスを成長させる」
Gemini for Google workspaceとは、Google Workspaceで利用できる生成AI機能の総称です。
この記事も参考にして、ぜひグループウェアでもAIを活用し業務効率化に取り組んでみてください
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