KDDI、次世代のAIをリードする「慶應AIセンター」に参画。マルチモーダル環境認識と行動選択技術に関する研究を進める
最終更新日:2024/10/01
KDDIは、次世代のAIをリードする「慶應AIセンター」に参画しました。マルチモーダル環境認識技術と行動選択技術に関する研究を進めていきます。
このニュースのポイント
- KDDIが「慶應AIセンター」に参画。自律型の次世代AIの開発を進める
- KDDIが有するAIのアセットと、「慶應AIセンター」が有する高い研究力で、AI研究の最前線の立場から次世代AI技術の創造を目指す
- マルチモーダル環境認識技術と行動選択技術を研究。店舗における顧客の行動分析やフィードバックで、スタッフの対応力の向上に寄与
KDDI株式会社は、2024年9月24日、学校法人 慶應義塾と研究メンバー企業が同日設立した、次世代のAIをリードする「慶應AIセンター」に参画しました。能動型のマルチモーダル環境認識と適応的な行動選択に関する研究を進めていきます。
人とAIが共生する社会の実現には、人の指示に忠実に従うだけでなく、能動的にさまざまな状況を認識し判断するAIが求められます。「慶應AIセンター」へ参画することで、KDDIが有するAIのアセットと本センターが有する高い研究力により、自律型の次世代AIの開発を進めます。
「慶應AIセンター」は、慶應義塾大学とAI・ロボティクス研究で世界トップの米カーネギーメロン大学の学術的な連携に加え、産業界のリーダーと連携することで、AI研究の最前線の立場から次世代AI技術の創造を目指す共同研究機関です。特に、視覚・言語情報を扱うAIやロボット、自律型AIによる人間との共生、科学的発見のためのAIを中心に研究していきます。
KDDIは、対象とする環境を高度に認識するマルチモーダル環境認識技術と、環境認識に基づいた適切なアクションを選択する行動選択技術に関する研究に取り組みます。
例えば、店舗内のカメラやAIロボットが能動的に収集した映像データやセンシングデータを活用し、顧客の行動や表情などをデジタルツイン上に集約し分析、フィードバックを行います。これにより、スタッフから離れた場所にいることで気づけない顧客の要望や気持ちをAIが推定。店舗スタッフへの的確なアドバイスやきめ細やかでスキルに左右されない対応が可能です。
KDDIは「慶應AIセンター」への参画を通じて、自律的に振る舞う次世代AIの開発に取り組み、AIが人に寄り添い共生する社会で人々の豊かな暮らしに貢献します。
出典:KDDI
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