OpenAI、画像生成AI「DALL・E 3」発表。ChatGPTとの統合で直感的な画像生成を強化

最終更新日:2024/04/22

OpenAI 画像生成AI DALL・E 3を発表

OpenAIは画像生成AI「DALL・E 3」を発表しました。ChatGPTと統合することにより、直感的な画像生成が可能です。

このAIニュースのポイント

OpenAIが新しい画像生成AI「DALL・E 3」を発表。文脈理解が大きく進化
ChatGPTとの統合により、簡単な説明で高品質な画像プロンプトが生成される
DALL・E 3は商用利用可。アーティストの権利を尊重するためのセーフガード導入済み

米OpenAIは9月20日に、テキストから画像を生成する次世代AI「DALL・E 3」を発表しました。今回のバージョンは、言葉のニュアンスやディテールをより繊細に捉え、プロンプトに基づき直感的に画像生成をすることが可能です。DALL・E 3は、10月初旬からChatGPT PlusおよびEnterpriseの顧客に提供される予定です。

DALL・E 3は、従来のDALL・E 2よりもニュアンスやディテールをより深く理解することが出来るため、ユーザーのアイデアを高精度に画像変換することが可能です。さらに、ChatGPTと統合もしており、ユーザーはChatGPTにアイデアを伝えるだけで、DALL・E 3に最適なプロンプトが生成され、高品質な画像生成を実現しています。また、期待していた生成物とは異なる画像が生成されても、ChatGPTにその旨を伝えるだけで簡単に微調整できます。

なお、DALL・E 3で生成される画像は、商用利用も可能です。それに伴い、OpenAIはクリエイターやアーティストの権利を尊重するための多数の取り組みを実施しています。具体的には、活動中のアーティストのスタイルを模倣するリクエストの拒否や、自身の作品をAIのトレーニングから除外する「オプトアウト」機能の提供などが挙げられます。さらに、暴力的・憎悪的な内容や公人をモチーフにした画像生成を制限するセーフガードが導入されています。

出典：OpenAI