関東大震災より100年、AIによるカラー化写真が国立科学博物館で展示
最終更新日:2023/09/07
国立科学博物館がAIと人力を駆使してカラー化した100年前の関東大震災の写真を、9月から11月まで展示をおこないます。
このAIニュースのポイント
- 国立科学博物館がAIと人力でカラー化した100年前の関東大震災写真を展示
- 静岡県伊東市の津波被害や東京・浅草の写真10点がリアルに再現され、リアリティを追求
- 期間は9月1日(金)から11月26日(日)までで、入館料は一般と大学生が630円、高校生以下と65歳以上は無料
国立科学博物館は、関東大震災から100年となる9月1日(金)から「震災からのあゆみ─未来へつなげる科学技術─」と題された展示を開始しました。
展示されている写真は、静岡県伊東市を襲った津波被害や、東京・浅草の風景など、博物館が所蔵する震災当時の写真10点です。これらの写真は、東京大学大学院の渡邉英徳教授の協力を得て、AIを駆使してカラー化され、当時の資料を元に補正が行われました。これにより、100年前の災害の状況をリアルに感じ取ることが可能です。
また、展示では被災時の浅草公園の惨状を描いた油絵も修復され、初めて公開されます。さらに、航空写真を組み合わせて当時の被害を伝える大型ディスプレイも設置され、来場者に関東大震災と復興、そこから現代に至るまでの歴史を紹介します。展示期間は11月26日(日)までで、一般や大学生の入館料は630円、高校生以下と65歳以上の方々は無料で入場可能です。
この展示を通じて、関東大震災の記憶が次世代に引き継がれ、重要な歴史を未来へつなげる一助となることが期待されています。
出典:国立科学博物館
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