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AIお掃除ロボットの魅力は?人工知能搭載で労働力不足を解消!

最終更新日:2024/04/11

近年はさまざまな場所で活用されているAIですが、我々にとって特に身近な存在としては「掃除ロボット」などが挙げられるでしょう。ただ、最近は家庭用のコンパクトな掃除ロボットだけでなく、ビル掃除などに用いられる業務用AI掃除ロボットの需要も高まっているのです。

AI搭載型の掃除ロボットにはどのような機能が備わっており、どのようなメリットがあるのでしょうか。今回は、AI搭載型掃除ロボットの魅力について詳しく紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

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AI・人工知能の利用例を解説!機械学習を活用した身の回りの実用例

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(参照:除菌清掃ロボットWhiz i | ウィズ アイ | ソフトバンクロボティクス)

冒頭でもご紹介したように、家庭用の掃除ロボットであれば多くの家庭で利用され始めているため、見慣れている人のほうが多いでしょう。ただ、最近ではビルメンテナンス業界でもAI掃除ロボットが活用され始めているのです。

ビル管理のパイオニアであるグローブシップ株式会社では、2019年にソフトバンクロボティクスの業務用AI清掃ロボット「Whiz」を試験的に導入し、実証実験を行いました。その背景には、やはり少子高齢化の加速によって深刻化している労働力不足があったといいます。このような課題を解決するためにも、いかに「省人化」と「効率化」を進められるかどうかが大きな課題となっているそうです。

そのため、グローブシップでは、2016年からさまざまな清掃ロボットを現場で試験的に運用してきました。そして、さまざまなロボットの比較・検討を通して、そのノウハウを少しずつ蓄積しているといいます。

ひとくちに清掃作業といっても、その業務自体は非常に複雑です。床の掃除やゴミ取り、水拭き、から拭きなど、状況に応じてさまざまな業務が発生します。そのため、各業務に最適なロボットを導入しなければなりません。ソフトバンクロボティクスの業務用AI清掃ロボット「Whiz」に関しては、建材の中でも特に多く利用されているカーペットやタイルのゴミ取りを得意としたもので、その作業を中心に実験が行われたそうです。

清掃ロボットにおいて特に重要なのは「現場での使いやすさ」ですが、「Whiz」はルートを手押しでティーチング(プログラム作成)することができ、記憶したルートを自動で清掃してくれるので、使いやすさという点でも大きな魅力があるロボットといえるでしょう。

また、複数のルートを記憶することも可能であるため、より多様な使い方が想定できます。現場にはパートや高齢の従業員も多く働いており、その人たちが必ずしも上手にロボットを扱えるとは限りません。しかし、「Whiz」であれば直感的な操作でルートを教えられるので、さらなる業務効率化が期待できるのです。

 

学習しながら人のように成長していく掃除ロボット

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そんな「Whiz」の魅力は他にも数多く存在します。たとえば、複数のセンサーで走行ルート上の障害物や段差を検知する機能があるので、ロボットを稼働させるためにルートの確保を行う必要などもありません。また、人の検知も行ってくれるため、状況に応じて回避したり、一時停止を行ったりすることもできるのです。

さらに、学習しながら人のように成長していくという点も、大きな魅力といえるでしょう。「Whiz」には、独自のAI清掃を可能とする「BrainOS」というOSが搭載されています。これは、「Whiz」よりも大型で、商業施設や工場、空港などでの利用を想定した自律走行式スクラバーの「RS26 powered by BrainOS」に搭載されているOSと同じもので、高い学習能力を備えています。

また、「BrainOS」は定期的なバージョンアップも予定されているため、使えば使うほど賢くなっていくという特徴もあります。たとえば、イスのはみ出しを認識・学習すると、徐々にイスの周りを清掃する動きもスムーズになっていくのです。

そんな「Whiz」ですが、正規販売代理店であるソフトバンクでは、2019年3月からレンタルでの貸し出しも開始しており、60ヶ月の貸し出しで月額2万5,000円となっています。これらの機能性を踏まえれば、非常にお手頃な価格といえるのではないでしょうか。

 

AIを活用することで掃除時間を削減

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AI搭載型掃除ロボットを利用することで得られるメリットは数多く存在しますが、その中でも特に大きなメリットとしては「削減した時間を別の業務に充てられる」という点が挙げられるでしょう。

清掃スタッフは、会議室で掃除をかけたり、ゴミの回収を行ったり、拭き上げ掃除を行ったりと、さまざまな業務をこなさなくてはなりません。しかし、「Whiz」を活用すれば、床の掃除をロボットに任せてしまい、その間に別の場所でゴミ回収や拭き上げ掃除などを進めていくことができるのです。

削減した時間を別の作業に充てれば、床掃除以外の作業を多く確保できるようになるため、これまで以上に丁寧に掃除をしていくことも可能になります。何より、誰でも簡単に使える操作性であるため、清掃スタッフが掃除用具の一部として気軽に使えることも大きな魅力といえるでしょう。

ソフトバンクによれば、「Whiz」を本格的に稼働させることで、床の清掃時間を25%ほど削減できる見込みだといいます。労働力不足が問題視されている昨今において、この効果は非常に大きなものといえるでしょう。今後、さまざまなオフィスでAI搭載型掃除ロボットは積極的に導入されていくかもしれません。

 

さまざまな業界でAI搭載型掃除ロボットが導入される時代へ

今回は、AI搭載型掃除ロボットの機能やメリットについて詳しくご紹介しました。AIを搭載することによって清掃ルートの学習が可能になるため、より効率的な床掃除が実現できるということがお分かりいただけたのではないでしょうか。

掃除ロボットは、オフィスでの利用だけでなく、人手不足が深刻化している介護施設や病院などでも、利用していくことができます。そのため、今後はAI搭載型掃除ロボットが清掃業務の大半を担う存在になっていく可能性も高いでしょう。

また、AIの機械学習によって清掃品質が向上されれば、人間の手による清掃よりも品質がアップするかもしれません。床全体の清掃品質が向上されれば、カーペット等の寿命が延び、修繕費の削減にもつながっていくのです。そのような点を踏まえると、コスト削減という観点でも大きな魅力があるといえるでしょう。

AIの技術は今もなお進歩を続けていますので、今後さらにAI搭載型掃除ロボットの性能は高まっていくことが予想されます。どのような形で清掃業務をサポートしていくのか、今後の動向にも注目してみましょう。

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AI・人工知能とは?定義・歴史・種類・仕組みから事例まで徹底解説

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