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AI・人工知能の導入によって生まれるメリット・デメリットとは?

最終更新日:2020/01/17

AI・人工知能を導入することによって生まれるデメリットとは?|人工知能を搭載した製品・サービスの比較一覧・導入活用事例・資料請求が無料でできるAIポータルメディア

AI・人工知能技術の進歩に伴い、医療やビジネスの現場に人工知能を導入するケースが多くなっています。特に最近は、働き手不足を課題とする企業が多いため、業務効率化に貢献する人工知能への注目度が高まっているのです。

そんな人工知能ですが、導入することで得られるメリットが数多く存在する反面で、いくつかデメリットが存在することも忘れてはなりません。人工知能の導入を検討していく上では、メリット・デメリットの両面をしっかりと理解しておくことが大切です。そこで今回は、人工知能を導入するメリット・デメリットについて詳しくご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

■AI(人工知能)の導入によって得られるメリット

■AI(人工知能)の導入によって得られるメリット|人工知能を搭載した製品・サービスの比較一覧・導入活用事例・資料請求が無料でできるAIポータルメディア

まずは、人工知能を導入することによって得られるメリットを詳しくみていきましょう。

 

・業務の効率化によって労働力不足を解消できる

ビジネスの現場に人工知能を導入すれば、これまで人間が行っていた業務を人工知能に任せることができるようになります。もちろん、すべての業務を人工知能に任せることはできませんが、人工知能に任せられる業務の数は多くなっているため、働き手不足という問題を抱えている企業にとっては大きなメリットといえるでしょう。
また、過酷な労働環境である「きつい」「汚い」「危険」を指す「3K」の仕事においても、人工知能に任せることが可能になります。そのため、人間へのリスクを軽減させられるというメリットもあるわけです。

 

・生産性の向上が期待できる

人間の場合、業務の質を一定に保つことは決して簡単ではありません。一人ひとりの経験やスキルによって業務の質に差が生まれることもありますし、体調やモチベーションなどが業務の質に影響を与える場合もあるのです。
その点、人工知能であれば体調やモチベーションなどに左右されることはありません。また、ほぼ100%といえる正確性で業務を遂行していけるため、ミスによるタイムロスを大幅に減らせるのです。
そして、人工知能の活用によって生産性が向上されれば人間の負担が大幅に軽減されるため、新たな事業に着手する余裕も生まれるかもしれません。

 

・市場のニーズをいち早く把握することができる

人工知能が最も得意としているのは、大量のデータを分析し、予測する業務です。そのため、市場や顧客のニーズを的確に把握したい場合などに有効活用できるでしょう。また、市場のニーズを正確に把握した上で事業を展開していけば顧客満足度を高めやすくできるため、企業のブランド力向上にもつなげられるのです。

 

・データの分析や予測を高い精度で行える

先にもご紹介したように、人工知能は大量のデータを分析し、予測する業務を得意とします。そのため、人間がデータの分析・予測を行う以上に効率良く分析業務を進められるようになるのです。
また、分析したデータを企業の経営戦略やマーケティングに反映させていけば、さらなる業績アップも期待できるでしょう。実際、日本コカコーラや、三重県でお土産の製造・販売を行っている「株式会社ゑびや」などでは、AIのデータ分析によって売り上げを伸ばすことに成功しています。

 

・生活の利便性が高まる

人工知能が活用されているiPhoneのSiriや予測変換、そしてカメラアプリなどは、現代を生きる私たちにとって欠かせない存在になりつつあります。YouTubeやAmazonといった多くの人が利用しているサービスにおいてもAIは活用されており、過去の購入利益に基づいた「おすすめ商品」の提示や、過去の視聴履歴に基づく「おすすめ動画」の提示など、私たちの趣味嗜好に沿った提案を高いレベルで行ってくれているのです。
また、最近では音声だけでさまざまな操作を行えるスマートスピーカーも多く普及され始めています。これらを有効活用することで、より生活の利便性が高まるという点は、人工知能の活用することで得られる最大のメリットと言っても過言ではないかもしれません。

 

・場所を問わないコミュニケーションが可能

AIを含むIoT技術が発達した現在では、お客様と店員の距離や社員同士の距離は大きく変貌しました。人工知能を活用したリモート接客やリモート会議はコミュニケーションにおける物理的な距離をなくしました。コロナ禍で需要が高まったビジネスチャット「Microsoft Teams」は、オンライン通話を搭載。AIによる画像処理で背景にぽかしを入れることが可能で自宅やカフェなど背景を気にせずどこからでもオンラインでのコミュニケーションが可能です。東急ハンズでは産休中やリモート勤務の社員のアバターが店舗のお客様を接客する実証実験が行われました。アバターとの会話のほうが気軽で良いと思う方もいるのではないでしょうか。

 

■人工知能を導入するデメリットとは?

■人工知能を導入するデメリットとは?|人工知能を搭載した製品・サービスの比較一覧・導入活用事例・資料請求が無料でできるAIポータルメディア

人工知能を導入することで得られるメリットは、数多く存在することがお分かりいただけたかと思います。しかし、デメリットが存在しないわけではありません。デメリットを把握した上でメリットを最大限享受していくことが大切になりますので、ここからはデメリットについても詳しくみていきましょう。

 

・雇用が減ってしまう

「労働力不足を解消できる」という点をメリットとして紹介しましたが、これは捉え方によっては「人間の仕事がなくなる」ということでもあります。現段階では人間が行っている業務も、将来的には人工知能が担う可能性があるわけです。特に、ドライバー業や工事関連業などの技術職に関しては、人工知能がメインになっていく可能性が高いでしょう。
ただ、すべての業務を人工知能が担うようになる可能性は極めて低いといわれています。なぜなら、創造力が求められるクリエイティブな業務に関しては、人工知能より人間のほうが得意だからです。そのため、クリエイティブな仕事に関しては雇用ニーズが高まっていくことが予想されています。

 

・情報漏洩のリスクを伴う

人工知能を活用する場合、ネットワークを利用して顧客情報などの機密情報を取り扱うことになります。それは非常に便利なことではありますが、外部からハッキングされたり、情報漏洩したりするリスクがあるため注意が必要です。場合によっては、内部の人間によって情報漏洩が起こる可能性もあります。そのため、人工知能を活用する際は専門知識を持った担当者を常駐させることが大切になるでしょう。

 

・リスクマネジメントが難しい

人工知能の管理に問題が生じた場合、その人工知能に関わっているすべての工程がストップしてしまう可能性があります。つまり場合によっては、人工知能に問題が生じただけで会社が機能しなくなってしまうケースも考えられるわけです。
そのため、「もし人工知能に問題が生じた場合にはどのような対策を取るか」についてを導入前の段階から明確にしておくことが必要になるでしょう。

 

・責任の所在が分からなくなる

AIを活用した場合、責任の所在がわからなくなってしまう可能性もあります。たとえば、AIを活用した自動運転の車が衝突事故を起こしてしまった場合、その責任は車に乗っていた「人間」にあるのでしょうか?それとも、自動運転を行う車を製造した「会社」にあるのでしょうか?
こういった点が法律で明確に定められない限り、AIの導入によってトラブルが起きた際の「責任の所在」は分かりにくくなってしまう可能性があります。そのため、明確な線引きが行われない限りは、大きなリスクとして考える必要もあるでしょう。

 

・思考のプロセスが見えなくなってしまう

人間の手でさまざまな業務を進めたり、アイディアを出したりする場合には、思考のプロセスまでしっかりと確認することができます。しかし、AIの場合は「どのような考えでその行動に至ったか」といったプロセスを明確にすることはできません。
たとえば、2016年にAIがプロの囲碁棋士に勝利しましたが、この試合における「AIの思考プロセス」は明らかになっていないため、AIがプロに勝利できた理由も分からないままの状態なのです。思考のプロセスがブラックボックス化してしまうという点は、人工知能のデメリットといえるでしょう。

 

■具体例から学ぶAIのメリット

ここまでAIの利点や欠点を紹介しました。欠点を理解したうえでAI導入を進めることで人工知能のメリットを最大限に活かせるのではないでしょうか。ここでは、AIの導入事例をもとに一歩踏み込んでAIのメリットを紹介します。

 

・【医療】医師不足の解決、検査の自動化を目指す

■診断・検査の精度向上も実現|人工知能を搭載した製品・サービスの比較一覧・導入活用事例・資料請求が無料でできるAIポータルメディア

順天堂大学とシスメックス株式会社の共同研究グループは、血液疾患鑑別が可能な「統合型AI分析システム」を構築しました。血液疾患の診断においては、血球数算定検査や顕微鏡による血液細胞形態検査、細胞表面抗原検査、さらに遺伝子検査など、複数の検査情報に基づいた総合的な判断が必要ですが、これらの検査に携わる熟練した検査技師や医師が不足していることから、AI深層学習技術を用いた血液疾患の診断支援のニーズが高まってきました。今後、骨髄増殖性腫瘍の鑑別にあたりAI自動分析技術による末梢血を用いた迅速で簡便なスクリーニング検査・診断支援への応用につながると期待されます。

 

順天堂大学、AIで血液がんの高精度鑑別に成功

 

・【スポーツ】勝敗予想や選手のケガ防止にAIを活用

■サッカーの試合映像を分析して勝敗を予測するAI|人工知能を搭載した製品・サービスの比較一覧・導入活用事例・資料請求が無料でできるAIポータルメディア
スポーツの采配におけるデータ分析の重要性は年々高まっています。AIはスポーツにおいてもさまざまな場面で活用が進んでいますが、サッカーの勝敗予想AIと選手の脳震とうを防ぐ「デジタルアスリート」を紹介します。

デジタルアスリートは「Amazon SageMaker」や画像認識AIサービスの「Amazon Rekognition」といった機能を活用して、選手同士が接触した際の位置関係、姿勢、速度といった情報を分析します。その分析されたデータを用いて、「怪我をしにくい動作」の指導が可能になることから、大きな注目を集めています。

 

データ分析が得意なAIはスポーツの勝敗を予想できるのか

 

・【ホテル】ロボットが人手不足を解決するも、AIの課題も

ロボットが受付業務、おもてなしまで!旅行業エイチ・アイ・エスが仕掛ける、変わり続ける「変なホテル」観光・旅行業

(参照:ハウステンボス「変なホテル」が初の一般家庭向けロボットを採用 最先端のロボットが従業員として働いていることで話題の変なホテルが「ルンバ980」を公式ロボット掃除機として導入 (2016年1月19日): プレスリリース | ハウステンボス株式会社)

旅行大手エイチ・アイ・エスが運営する「変なホテル」は受付や客室内の至る所にロボットが採用されました。しかし、客室のロボットにAIは備わっておらず、音声認識で動くタイプだったため、宿泊者の声が認識されないとの問い合わせが増加し、やむなく撤去に至りました。
ユーザーの質問が多岐にわたり、常時新しいイベントを対応させなくてはならないため、AIに学習させるのが困難という理由からコンシェルジュロボットも撤去されました。

 

変わり続ける「変なホテル」のこれまでと課題

 

・【製造業】検品員の負担軽減と熟練スタッフへの依存から脱却

株式会社グリッドが提供するReNomは、「現場課題を現場主導で解決すること」をコンセプトに開発されたAIモデル作成プラットフォームです。取締役を務める渡辺氏に製造業への導入事例を教えていただきました。水処理プラントの製造・販売を手掛けておられる水処理施設での導入も進んでいます。上下水道を流れる水をきれいにする工程の中で、気泡の形や微生物の有無を目視で判別し、水質を調査するという人の作業をAIが代替しました。また、自動車メーカーでは従来車種ごとに1分で約20種類の確認事項を目視検査で行うという、検品員の方の負担が大きかった作業をAI導入で効率化しました。

 

工場・プラントの現場の方必見!次世代のAI導入のスタンダード

 

・【農業】収穫や仕分けを自動化し人手不足を救う

■収穫や仕分けを自動化する画像認識技術|人工知能を搭載した製品・サービスの比較一覧・導入活用事例・資料請求が無料でできるAIポータルメディア
広大な土地を管理する農業は人手不足が深刻な問題となっています。農家の高齢化も進んでおり、熟練の技を失いつつある状況です。近年注目され始めているのは、農業において特に負担の大きい「収穫」や「仕分け」といった作業の自動化を図るAIです。そのAIが注目を集めるきっかけとなったのは、静岡県湖西市の農家、小池誠氏のAIを活用した取り組みでした。

 

収穫や仕分けを自動化するAIの仕組みとは? 

 

・【マーケティング】不安点な情勢の中でも正確な需要予測

AIマーケティングの先駆的企業のひとつ株式会社アクティブコア代表取締役社長の山田氏にお話を伺いました。従来の分析・予測に関しては、作業自体が属人化してしまっていたり、部署ごとでそれぞれのシステムを持っていたりという状況が多くあるかと思います。アクティブコアの『ピタゴラスAIクラウド』では生産管理などのこれまでマーケティングに含まれてこなかった領域にも対応でき、それらを一つの画面で統合管理できる点で評価をされています。

 

コロナ禍でも高い予測結果を、ピタゴラスが打ち出す新常識

 

■人工知能と人間が共存することは可能なのか

このように、人工知能には多くのメリットがある一方で、デメリットも存在します。そのため、メリット・デメリットの両面を把握した上で、メリットを最大限に享受できるような体制を整えていくことが重要といえるでしょう。

また、人工知能に対して、「人間の仕事はすべて人工知能に奪われてしまうのではないか」といった危機感を抱いていた方もいらっしゃるかもしれません。しかし、先ほどもご紹介したように、人工知能が得意としているのは「大量のデータを分析し、予測すること」であり、「自ら新しいものを生み出していくこと」は得意ではありません。

そのため、クリエイティブな仕事に関しては、これからも人間が担っていくことになるでしょう。つまり、人工知能と人間は共存していく可能性が高いといえます。

とはいえ、人工知能はまだまだ発展途上の技術であり、今後さらに革新的なAIサービスが生まれる可能性もあります。そのようなサービスが生まれた際に有効活用していくためには、人工知能に関する知識が必要不可欠になります。

そのため、人工知能の導入を検討している企業であれば、社員一人ひとりが人工知能の知識を養う機会を設けるなどして、生産性向上につなげていくことが大切といえるでしょう。人工知能の知識を養っていくことこそが、人工知能のデメリットを補うための第一歩といっても過言ではありません。
ぜひこの機会に、人工知能を活用している企業やサービスと向き合ってみてはいかがでしょうか。

(参照:プログラミング教室検索サイトのジュニアプログラミング 人工知能のメリット・デメリットとは?暮らしや仕事はどう変わる?)

 

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