住友生命、生成系AIチャットシステムの運用開始。新たな顧客価値創造や生産性向上に取り組む
最終更新日:2023/07/18
住友生命は、生成系AIチャットシステム「Sumisei AI Chat Assistant」を本社・グループ会社の職員約1万人を対象に運用開始予定です。
このAIニュースのポイント
- 「Sumisei AI Chat Assistant」は、住友生命専用に構築したChatGPTをベースとする生成系AIチャットシステム
- 生成系AIシステムを導入し、新たな顧客価値創造や日常業務の生産性向上を目指す
- 住友生命は顧客の人生を豊かにするために、生成系 AI を活用した変革に積極的に取り組む方針
住友生命保険相互会社は、生成系AIチャットシステム「Sumisei AI Chat Assistant」を、本社・グループ会社の職員約1万人を対象に運用開始予定です。このチャットシステムを通じて日常業務の生産性向上を図るほか、顧客向けサービスの開発と更なるレベルアップが期待されます。
生成系AIチャットシステム「Sumisei AI Chat Assistant」は、Microsoft Azure上の「Azure OpenAI Service」の機能を活用し、住友生命専用に構築したChatGPTをベースとする生成系AIチャットシステムです。ChatGPTと同様、利用者が入力した質問に対して、人間のように自然な対話形式でAIが回答する機能を有します。
生成系AIチャットシステムで精度の高い回答を引き出すには、質問・命令文の入力方法が重要です。そのため住友生命は、独自のプロンプト雛形を開発し、経験の少ない職員でも「Sumisei AI Chat Assistant」を効率的に活用できる環境を整えています。
また、チャットシステム活用のモチベーションを高めるためにプロンプトの作成・活用スキルに関する社内認定制度を設けたり、社内運用にあたっては、機密情報の入力や著作権への注意などを含めたルール・ガイドラインを作成し、職員が安心して活用できる環境づくりを行います。
住友生命は「今後も住友生命は人とデジタルの融合により新しい価値を創造し、お客さまの人生を豊かにするために、生成系 AI を活用した変革に積極的に取り組んでいきます」とコメントしています。
出典:住友生命保険相互会社
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