
真贋確率99%以上、最新高性能AI真贋鑑定のスニーカー売買アプリ「バイテン」リリース決定
2022/05/21
最終更新日:2019/06/27
Eコマースサイトで買い物をしていると、おすすめの商品が次々と紹介されます。どれも好みにぴったりで、勧められるままにたくさん購入してしまった……という経験をお持ちの方もいるのではないでしょうか。こうしたレコメンド機能において、昨今はAIを活用している事例も増えています。
目次
感情を分析するパーソナル人工知能の「SENSY」は、衣料品販売大手のライトオンと共同で、レコメンドサービス「ONIAI」を開始しました。
レコメンド機能には、ジーンズに特化した「“運命のジーンズ”レコメンド」、ユーザーの好みに合わせてよく買うアイテムを提案する「“いつものANSHIN アイテム”レコメンド」、AIとライトオンスタッフがおすすめする「“キミにONIAI コーデ”レコメンド」、ユーザーが興味を持っているアイテムや好みに合わせておすすめする「“スタイリングのススメ”レコメンド」の4種類があります。
通常のレコメンド機能は、ユーザーがECサイト上で閲覧したものや過去に購入したものから需要を予測しますが、感情を分析するというSENSYの特性を生かし、ここにライトオンスタッフの意見も導入。スタッフが実際に試した2400ものスタイルサンプルがレコメンド機能に反映されており、ユーザーはまるで専属スタイリストとともに商品を選んでいるような気分で買い物ができます。
Eコマースは、時間や店舗の立地を選ばずにユーザーの都合に合わせてショッピングが楽しめる反面、接客にあたる店舗スタッフがいないため、適切な「声かけ」ができません。そのため、ユーザーは何か不満や疑問を感じると購入まで至らず、ページから離脱してしまいます。昨今はこうしたユーザーの利便性を向上し、買い物を手助けするWEB接客と呼ばれる機能が充実したEコマースサイトも増えています。AIによるレコメンド機能もこうした取り組みのひとつといえるでしょう。
近年拡大する外国人訪日客向けインバウンド業界でも、AIによるレコメンド機能が活用されています。
通訳案内士が考案したアクティビティプランと外国人旅行者をマッチングするプラットフォーム「WOW U(ワオ ユー)」を運営するEXestは、富士通と共同で、AIで外国人旅行者の潜在ニーズを探り、最適なプランをおすすめする実証実験を開始しました。
現在は、これまでの経験やノウハウをもとに、EXestの専用スタッフが旅行者のニーズにあわせたプランを選び出しています。今回の実証実験は、これをAIに任せることで提案にかかる時間やコストを削減するというものです。
日本を訪れる外国人旅行者が3,000万人を超える中、観光や食などのニーズが多様化しています。リピーターも増えており、東京、大阪、京都といった従来の定番コースだけでなく多種多様な楽しみ方の提案が求められています。観光客誘致を進める地方都市への送客も求められている中、AIによって膨大なデータからを分析することで、よりアクティブに地方の魅力や歴史を反映した観光プランを提案することができるでしょう。
人間によるレコメンドは、知識や経験が要求されるほか、その人個人の主観や好みが反映されてしまい、必ずしも適切とはいえないこともあります。その点、データに基づいて客観的に判断できるAIであれば、万人に向けてよりパーソナライズされたレコメンドシステムとすることが可能でしょう。
知識や経験を有したスタッフを育成するにはコストも時間もかかりますが、AIによるレコメンド機能は人材育成に比べて手軽に導入できるというメリットもあります。
AIによるレコメンド機能は、リアル店舗にはないECならではの強みとなることでしょう。
AI製品・ソリューションの掲載を
希望される企業様はこちら