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AI・スマート住宅 EXPO  住宅業界へ人工知能とIoTの波 【展示会レポート】

最終更新日:2024/04/03

12月12日~14日の3日間、リード エグジビション ジャパン(株)は「AI・スマート住宅 EXPO」を開催しました。

本展示会は、住宅分野へもAI・人工知能とIoT活用の波が広がるな中、住宅業界からの熱烈な要望を受けて誕生しました。来場者数は前回よりも多い28,465人でした。最新のAI・IoT ソリューションをはじめ、セキュリティ製品、省エネ・創エネ機器、ヘルスケア製品まで、今よりも快適で安全な暮らしを実現する技術の導入・比較検討のために活発な商談が行われました。

AIはいまやバズワードですが、住まいや暮らしの中で具体的にどのような導入が進んでいるのか、今AIにできることは何か、ビジネスにどう活用しているのかについて、本記事では会場の当日の様子をご紹介します。

 

【出展対象】

住宅向けIoT / HEMS、スマート家電、ZEH 関連設備/通信機器、防災設備/在宅介護システム、ウェアラブル機器などを取扱う企業

日栄インテックが提供するスマートホーム

日栄インテックが提供するスマートホーム

AIスマートホームって何?

最近話題の「スマートホーム」ですが、具体的には「家に近づくとエアコンが自動的で起動する」「声をかけるだけでテレビを操作できる」など、家電をインターネット接続することで便利で快適な生活ができる家のことを言います。特に、AIが標準搭載されているAIスピーカーを起点に家電をコントロールしたり、生活空間を快適な温度と湿度に維持させたり、屋根に取り付けられたソーラーパネルの発電量を予測したりするなど、活用の幅が広がっています。

日栄インテック社の考えるスマートホームは、IoT(モノとインターネット)やAI・人工知能などの技術を使った、住む人々のより安全・安心で快適な暮らしを実現する住宅です。このようにAIスマートホームは空間だけでなく、人々の暮らしに関わるので、メンテナンス性・セキュリティ・企画のノウハウを兼ね備え、様々な企業が協力し合って実現するトータルソリューションと言えます。

 

Panasonicの考えるスマートホーム

Panasonicが提供するAISEG2

Panasonicがつなげる家電、2019年には20社33機器に対応

Panasonicの考えるスマートホームの特徴は、スマートスピーカーと連携し音声で機器を操作する生活です。Panasonicの提供する「AiSEG2」(アイセグ2)は、エアコン、エコキュート、蓄電システム、電動窓シャッター、床暖房、ドア・窓センサー、トイレ等の家電・住宅設備機器と連携し、スマートスピーカーを通して音声操作を実現しています。さらに、スマートフォンのアプリと連携することで、電気錠の開錠から家族の帰宅をスマートフォンに通知させることが出来ます。外出中、宅配ボックスに荷物が届いたらアプリに着荷情報を通知。帰宅時に、家に近づくと着荷情報をアプリにリマインドしてくれます。

 

スマートソーラー株式会社が提供するスマート発電

スマートソーラー株式会社が提供するスマート発電

次世代の太陽光発電を支えるAI・人工知能の発電予測システム

スマートソーラー株式会社をはじめ、太陽光パネルを取扱う企業は、自社の太陽光発電システムに加えて、AIによる発電予測システムの開発に意欲的な姿勢を見せていました。AI搭載の発電予測システムは、時間、場所、天気情報等をもとにAIが翌日の天気予報を確認し、エコキュートを効率よく稼働させることで、買電力を削減することが出来ます。例えば、明日の天気予報が晴れの場合、明日の余剰電力を予測し、余剰電力でエコキュートのわき上げが可能とAIが判断すると、前日の夜から朝にかけては安い深夜電力で、残りは翌日の昼間の余剰電力で行うなど自動運転を行います。

 

アクセルラボが提供するCASPAR

アクセルラボが提供するCASPAR

AI・人工知能が居住者の生活パターン、好みを覚え、自らデバイスを操作

株式会社アクセルラボは、アメリカのシリコンバレーの開発会社、Brain of Things社と日本初となるアライアンスを組み、同社が開発するサービス「CASPAR」を提供しています。CASPARの特徴は、居住者の好みを覚えるということです。スマートスピーカーを利用する他社サービスとの共通点は、「電気を点けて」「カーテンを開けて」などの指定のモノを動かす機能。それに加えて、例えば本を読んでいる時に照明を明るくしたり、エアコンの温度を調整したり、紫外線が強い日に自動的にカーテンを閉めたりなどコマンドなしで行ってくれます。毎日平日の朝8時に起き、ベッドルームとリビングカーテンを開け、照明を半分点ける。土日は休日なのでいつも10時まで寝ている。などの生活パターンに応じた自動操作も可能です。これらを可能にしているのは、人の動きや湿度・温度等を感知する8種類のセンサー、適切な環境に自動調整してくれます。

 


AI・スマート住宅 EXPOを終えて


・スマートスピーカーとの連携

AI・スマートホームの新常識はスマートスピーカーと連携した家電・住宅設備機器です。「Alexa」や「Googleアシスタント」などを搭載したスマートスピーカーからの音声を使った家電の操作はこれからの当たり前になりそうです。

メリットは、手が離せないときやまとめて操作したい時などに音声で機器を操作できること。デメリットは、人前で音声操作に抵抗を感じる人がいるということです。音声操作が受け入れられるまでには、まだしばらく時間が掛かるでしょう。今後、「CASPAR」のような居住者の好みを学習し、自ら操作してくれるサービスには期待が高まります。

・高価なカメラ・センサー必須の多機能性、安価な遠隔操作による電源のオンオフで十分という見方も

AI・スマートホームには高精度なカメラやセンサー技術が活躍しています。高精度カメラから人物の骨格や表面温度を計測したり、センサーによって人の動きを精密に感知したりと、各社の多機能を実現させるためにはセンサーが必要な場合がほとんどです。

一方で、室内が暑いと感じた時にエアコンの電源が切りたい、就寝前に機器をまとめて消したいという場合は、電源のオンオフだけで十分という見方もあるようです。一部の企業では、コンセントプラグに家電・住宅設備機器の電源切替をできるようなアダプタを取り付け、スマートフォンのアプリから遠隔操作で、電源のオンオフが出来るサービスを安価で提供しています。

住宅分野へのAI・人工知能とIoT活用は、①スマートスピーカーによる音声認識、②太陽光エネルギー効率化のための電力予測、③居住者の行動データ分析、④住宅の防犯・セキュリティーのための画像認識の4つに分類できます。特に、スマートスピーカーとの連携を前提とする企業が多いことを肌身で実感しました。住宅業界に広がるAI活用の波、今後の動きも注視していきます。

 

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AIsmiley編集部

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