ChatGPT連携サービス

最終更新日:2023/02/24
第三次AIブームと呼ばれる昨今、さまざまな業種の企業が積極的にAI(人工知能)を導入し始めています。ただ、すべての企業がAIに関する専門知識を有しているわけではないため、AIコンサルティングを活用することによってスムーズな導入・活用を実現しているケースも多くなってきているのです。
では、AIコンサルティングを利用する場合、どのようなポイントに着目して選べば良いのでしょうか。今回は、AIコンサルティングの代表的な会社や、その選び方などを詳しくご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
AIについて詳しく知りたい方は以下の記事もご覧ください。
AI・人工知能とは?定義・歴史・種類・仕組みから事例まで徹底解説
AIとは、「Artificial Intelligence」を略した言葉であり、日本語に訳すと「人工知能」となります。人間の脳で行っているような作業をコンピューターが同じように模倣し、自然言語を理解したり、論理的に推測したり、経験に基づく学習を行ったりすることを目的とするプログラムを「AI」と呼ぶのが一般的です。
ただ、これはあくまでも「一般的にはそう認識されている」というレベルのものであり、AI・人工知能に明確な定義が存在するわけではありません。なぜなら、AIの研究者ごとに認識や解釈はそれぞれ少しずつ異なる傾向にあるからです。また、AIが未知の可能性を秘めている存在であり、今後どのような形で活躍していくのかが未知数であることも、AIの定義が明確に定まらない理由のひとつといえるでしょう。
AIは、「汎用型AI」と「特化型AI」と呼ばれる2種類に分類することができるのですが、現在多くの企業で研究が進められているのは「特化型AI」です。特化型AIとは、特定の作業だけを遂行するAIのことを指し、自動運転技術や画像認識技術などが該当します。一方の「汎用型AI」は、特定の作業やタスクを限定することなく、人間のように、自分の能力を応用してさまざまな物事に対応することができるものを指します。
そのため、特化型AIに比べて汎用型AIは遥かに実用化が困難であり、AI研究の最終的なゴール地点といっても過言ではありません。
私たちが期待する「ドラえもん」のような存在が実現されるのは、まだ先の未来になるでしょう。
AIコンサルが求められるようになった背景としては、やはりAIブームを引き起こすきっかけとなった「ディープラーニング」によってAI活用の幅が一気に広がったことが挙げられるでしょう。
ディープラーニングにより、さまざまな業務の効率化・自動化を図ったり、より高い精度での予測・分析を行ったりすることが可能になりましたが、その一方でAI開発の難易度も高くなってきているのが実情です。そのため、AIエンジニアやデータサイエンティスト、そしてAIプランニングなど、より高度な技術を有する人材が欠かせません。
しかし、すべての企業がAI開発に関する専門知識を持った人材を雇用できているわけではないため、最近ではAIコンサルを活用し始めるケースが多くなってきているわけです。AIコンサルを活用すれば、AIのプランニングや開発、実装まで行ってくれるため、よりスピーディーにAIを導入したい企業にとって多くのメリットが得られます。
では、AIを導入・開発する際には、どのようなポイントに注意すれば良いのでしょうか。AI開発において注意すべきポイントは数多く存在しますが、特に重要なポイントとしては「AIの導入を目的化してしまわないこと」が挙げられるでしょう。
AIの導入を検討していく中で、どのようなAIを開発することが最良なのか、さまざまな議論が交わされることになります。ただ、その議論はあくまで「AIの導入によって課題を解決すること」を目的に行うべきであり、AIの導入をゴールと考えてはいけません。
だからこそ、「課題を解決する」というゴールを明確に設定した上で、適切なAIソリューションの開発に向けた議論を行っていくことが大切になるのです。
こういった点を踏まえると、AIコンサルタントに依頼をする場合においても「自社で課題すべき課題」を明確化した上でコンサル依頼を行ったり、課題を整理する作業から協力してくれるコンサルタントに依頼したりすることが大切になるでしょう。
コンサルティング会社には、戦略コンサルティングや業務改善コンサルティング、ITコンサルティングなど、多岐にわたる業務内容が存在します。そして、会社ごとに得意な分野は異なるため、AIコンサルを得意としたコンサルティング会社を選ぶことが大切です。
自社が抱えている課題に沿ったサービスを提供してもらうためにも、まずはコンサルティング会社の実績を確認した上で、コミュニケーションを図りながら相性を確かめていくと良いでしょう。
また、AIコンサルを得意としているコンサルティング会社の中にも、さまざまなコンサルタントが在籍しています。そのため、コンサルタントによって知識量や経験などが異なるということも事前に把握しておく必要があるでしょう。
より良いAIコンサルを受けるためにも、「分かりやすい言葉で話してもらえるか」「専門知識、ノウハウを有しているか」「実務や現場を理解しているか」といったポイントを頭に入れた上で、コンサルタントとコンタクトを取ることが大切になります。
現在は、さまざまなAIコンサル会社が存在しています。自社にとって最適なコンサルを受けるためには、AIコンサル会社ごとの特徴を事前に把握しておくことが大切です。ここからは、代表的なAIコンサル会社の特徴をご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
ロンドンを拠点としたコンサルティング会社「PwCコンサルティング」は、2017年に新組織「AI・ソフトウェアロボティクス・センター」を開設しました。この「AI・ソフトウェアロボティクス・センター」では、AI・RPAを活用した戦略立案から実装まで多岐に渡りコンサルティングを行っています。
「PwCコンサルティング」は世界157ヶ国で事業を展開しているため、数多くの知見が蓄積されています。それらを元にした、最適なソリューションを提供しているのが大きな特徴です。
1993年に総合系コンサルティングファームとして設立された「デロイトトーマツコンサルティング合同会社」では、提言と戦略立案から実行まで一貫して支援を行っています。現在では、世界48カ国、85の支社を持っており、日本では約2,700人(2018年11月時点)のエキスパートが働いています。
そんなデロイトトーマツコンサルティング合同会社の特徴としては、日本企業の海外進出支援が盛んなことが挙げられるでしょう。また、初めから専門性を固定せず、さまざまな分野のプロジェクトを経験することによって、コンサルタントとしての基礎スキルを養っていく「プールユニット採用」を行っている点も大きな特徴の一つです。
アイルランドに本拠地を置くコンサルタント会社「アクセンチュア」は、日本でも大々的に事業を展開している企業です。最近では、AIにも力を入れ始めたことで注目を集めています。
その一例としては、アクセンチュアが開発を行ったAI HUB プラットフォームをベースとして、特徴を活かした各種AI Poweredサービスが提供されています。
また、「業界別に見た収益や雇用水準の改善点について」「労働者はAIとの協業を期待しているのか」といったAI関連の調査も積極的に行っており、その調査をもとに社会に対して提言も行っています。
代表的な質問応答システム・意思決定支援システム「Watson」を開発した企業として高い知名度を誇るIBMでも、AIコンサルティングサービスを提供しています。
そんなIBMでは、「収集したデータをもとに学習していくことにより、傾向を見つけ出して洞察を提供し、専門チームがワークフローや応答時間、顧客体験などを改善していく」というのが、コンサルティングの大まかな概要です。
具体的には、AIの活用によって、データをもとにしたビジネスの洞察抽出が可能となり、新しいビジネスモデルの発見や利益の促進といった効果につなげていくことが可能になります。
「EYアドバイザリー・アンド・コンサルティング」は、2017年に新たに設立されたコンサルティングファームです。「Advisory Cnnected」というスローガンを掲げてEY Japanグループ内の別組織が提供していたアドバイザリー事業を統合し、2017年に発足されました。
2017年6月時点で、世界150以上の国・地域において約25万人のコンサルタントが活動しています。そんな「EYアドバイザリー・アンド・コンサルティング」社風は、「互いを尊重し、協力する文化」というものです。そのため若手の提案も積極的に取り入れています。
また、専門性やバックグラウンドが異なるメンバーとも力を合わせながらプロジェクトに取り組んでいるのが特徴です。そのため、チームとして貢献する姿勢は重要な要素として考えられています。
アビーム・コンサルティングでは、データマイニングや統計解析などに対するノウハウと、日々進化を続ける機械学習・ディープラーニングに関する知識(ノウハウ)を組み合わせたサービスを提供しています。
戦略立案、PoC(Proof of Concept:概念実証)の実行、モデルの策定、評価など、多岐にわたるニーズに対応しているのが特徴です。幅広いサービスを提供していることもあり、多様な経験を持つ人材が在籍していることも特徴といえるでしょう。
「データ分析」「戦略・施策立案」「AIシステム構築・導入」という3つの分野からのアプローチによってソリューションを提供しているのが大きな強みです。
野村総合研究所では、デジタルトランスメーションやAIなどに関するコンサルティングサービスを提供しています。2015年には、「日本の労働人口の 49%がAI(人工知能)やロボットなどで代替することができるようになる」という調査結果を公開したことで、大きな注目を集めました。
また、野村総合研究所ではAIで多様な文書から情報を抽出し、定型化することができるソリューション「Shingan」の開発・販売も行うなど、AIにも力を注いでいます。
株式会社NTTデータでも、コンサルティング業務を行っています。顧客が抱えている課題に対して、多様なソリュ―ションの中から最適なものを選定、提供。AIを導入する前段階のコンサルティングから、AIアプリケーションの開発、そしてAI導入後のサポートまで、多岐に渡り対応しています。
「NTTデータだからこそ蓄積することができた技術」に裏打ちされたコンサルティングを受けることができる点は、大きな魅力の一つといえるでしょう。
今回は、AIコンサルティング会社の特徴や選び方について詳しくご紹介しました。さまざまな企業が存在すること、そして企業ごとに異なる特徴があることがお分かりいただけたのではないでしょうか。
ちなみにAIsmileyでは、AI資格を保有したコンサルタントが無料で相談に乗らせていただいております。事前にAIsmileyにご相談いただくことで、課題の整理やAIの実現可能性を比較検討することが可能です。
また、大手コンサルに依頼する前の段階でAIsmileyをご利用いただくことで、準備コストも抑えられます。よりスムーズかつ低コストでのAI導入をご検討の際は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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