Rapidus、シリコンバレーに新会社設立。AI半導体関連の顧客開拓を推進

最終更新日:2024/04/19

Rapidusが、新会社Rapidus Design Solutions LLCを、アメリカのシリコンバレーに設立しました。AI半導体関連の顧客開拓・設計支援を加速させます。

このAIニュースのポイント

Rapidusは、世界最先端のロジック半導体の開発、製造を目指す企業
カルフォルニア州・シリコンバレーのサンタクララに、新会社を設立
AI半導体関連の企業が集中して存在するシリコンバレーにオフィスを開設し、さらなる顧客開拓を狙う

Rapidus株式会社は、アメリカでの顧客開拓・半導体設計支援を目的として、新会社Rapidus Design Solutions LLCを、カリフォルニア州・シリコンバレー地域のサンタクララに設立しました。今度、さらに重要となるAI半導体関連の企業が集中して存在するシリコンバレーにオフィスを開設することで、さらなる顧客開拓を目指します。

新会社のRapidus Design Solutions LLCの責任者には、Henri Richard （アンリ・リシャール）が、ジェネラルマネージャー兼社長として就任します。アンリ・リシャールは、フランスでIT関係の会社の設立などをした後、アメリカでAMD、IBM、NetApp、SanDiskといった様々なIT関連企業・半導体関連企業で、エグゼクティブとしてセールス・マーケティングの業務に携わってきました。この経験を活かし、Rapidusの米国における顧客開拓を推進していく方針です。

現地時間の4月11日に、新会社設立発表の記者会見が、サンタクララで行われました。会見にはRapidus・代表取締役社長の小池淳義、Rapidus Design Solutions LLCジェネラルマネージャー兼社長のアンリ・リシャール、IBMの研究部門であるIBM Researchの半導体部門（IBM Semiconductors）ジェネラルマネージャー・Mukesh Khare （ムケシュ・カレ）氏が参加しました。

Rapidusの今回の事業拠点設立により、日米両国の半導体産業、ユーザー産業の双方にとってさらなる連携拡大が期待されます。

出典：Rapidus