70％以上がAIに対し好印象をもつ結果に。楽天インサイト「AIに関する調査」を発表

最終更新日:2024/04/30

70%以上がAIに好印象

楽天インサイトは、「AIに関する調査」を実施しました。調査の結果、AIに対して良い印象を持っている人は70％以上。「時間短縮になるから」という理由が一番多く53.8％でした。

このAIニュースのポイント

楽天インサイトの「AIに関する調査」によると、AIが自身の生活に関与することに対して良い印象を持っている人は全体の70％以上。「時間短縮になるから」という理由が半数を占めた
AIに任せたほうが良いと思う業務は「製品の在庫管理」、人間が対応したほうが良いと思う業務は「最終意思決定」という意見がそれぞれトップ
AIの普及によって自分の仕事に良い影響を受けると思う人は全体の70％以上

楽天インサイト株式会社は、2024年3月7日と3月8日の2日間、楽天インサイトに登録しているモニターの中から全国の20～69歳の男女900人を対象に、「AIに関する調査」を実施しました。

本調査では、AIのイメージや生活への関与、仕事への影響などについて、なお、調査における設問の一部は、生成AIで作成し聴取を行っています。楽天インサイトが実施する公開レポートにおけるAIツールの活用は、今回が初めてです。

調査の結果、AIが自身の生活に関与することに対して良い印象を持っている人は全体の70％以上を占めました。理由は「時間短縮になるから」が一番多く、53.8％でした。

次いで「人間では起こり得るデータ入力や文書作成におけるミスを減らすことができるから」（47.3％）、「自分では見逃してしまうようなモノやコトを見つけてくれるから」（37.8％）という意見が続きました。

AIに任せたほうが良いと思う業務に関する設問では「製品の在庫管理」（53.7％）が最も多く、「経理処理」（52.3％）、「資料作成」（52.1％）が続きました。一方、人間が対応したほうが良いと思う業務は「最終意思決定」（56.4％）が最も多く、「医療行為」（49.9％）や「従業員の採用」（47.7％）などの業務が挙がりました。

この結果から、AIには一定のルールに沿った管理や処理業務を任せ、人間は重要な意思決定や臨機応変な判断を要する業務を対応したほうが良いという傾向がみられます。

また、「AIに対する感情について」と「AIの普及によって自分の仕事に受ける影響について」の設問は生成AIで作成されました。AIについて持っている最も近い感情を聞いたところ、「期待」（31.4％）が最も多く、「好奇心」（21.0％）、「不安」（13.4％）が続いています。

AIの普及により自分の仕事がどのような影響を受けるかについての設問では、「良い影響を受ける」と回答した人は75.2％で、「悪い影響を受ける」は24.8％でした。

今回の調査から、AIを自分の仕事に積極的に取り入れたいと思う人もみられ、今後の活用にも期待する意向がみられました。

出典：PR TIMES