Google Bard、各種Googleサービスとの連携強化とAIモデル「Gemini」導入を発表
最終更新日:2023/12/25
Googleの生成AIサービス「Bard」が、Googleアプリとの連携機能の強化と、高性能AIモデル「Gemini」を導入しました。
このAIニュースのポイント
- BardがGoogleアプリと連携し、情報検索を一括表示
- 連携機能により、旅行計画やオークション説明文作成などが可能に
- 高性能AIモデル「Gemini」を導入し、推論性能を向上
12月19日、Googleは生成AIを活用した試験運用中のサービス「Bard」の新機能を発表しました。Bardは、ユーザーの質問に応じた回答を生成する能力を持ち、旅行計画の提案やオークションの商品説明文の作成、子供向けの科学問題の解説など、多様なリクエストに対応します。
今回、BardはGoogleのアプリやサービスと連携できる拡張機能を日本語でも公開しています。拡張機能を利用することで、Gmail、Googleドキュメント、Googleドライブ、Googleマップ、YouTubeなど、日常的に使用するGoogleツールから関連情報を検索し、Bardの回答に一括で表示することが可能です。
例えば、友人との富士山旅行計画を立てる際に、Gmailから都合の良い日程を探しリアルタイムのフライトやホテル情報を検索したり、Googleマップでの道順確認やYouTube動画の視聴など、一連のプロセスをBardを通じて行えます。
Bard は、メール スレッドの日付、ホテルやフライトの情報などの回答を生成します。
※この画像はイメージです。
また、先日Googleは新しい高性能AIモデル「Gemini」を発表しました。Geminiは、マルチモーダルで高度な推論性能を備え、データセンターからモバイルデバイスまで幅広い環境で動作します。
今回、英語版の Bard では特別に調整されたGemini Proが利用可能になり、来年初めにはGemini Ultraで動作するBard Advancedが公開される予定です。
Googleは、これらのアップデートを通じて、Bardがユーザーのユニークなアイデアを実現するのに役立つ機能を提供することを目指しているとコメントしています。
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