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OpenAI、改良版生成AIモデル「GPT-4 Turbo」を発表

最終更新日:2023/11/09

OpenAIは「GPT-4」の改良版「GPT-4 Turbo」を発表しました。パフォーマンスを最適化した、より安価で高性能な言語モデルです。

このAIニュースのポイント

  • パフォーマンスの最適化により、GPT-4と比較して入力トークンの価格は3分の1、出力トークンの価格は半額になると発表
  • 「GPT-4 Turbo」では2023年4月までのWebデータを参照可能
  • 画像生成AI、画像入力、テキスト読み上げなどのマルチモーダル機能をAPIに導入

米OpenAIは11月6日、「GPT-4」の改良版「GPT-4 Turbo」を発表しました。パフォーマンスを最適化したことで従来モデルのGPT-4よりも安価で高性能となった言語モデルです。

「GPT-4 Turbo」は、従来のGPT-4と比較して入力トークンの価格は3分の1に、出力トークンの価格は半額になりました。また、GPT-4 Turboにはテキスト分析向けとテキストと画像の両方を理解する2つのバージョンがあります。

GPT-4で参照可能なトレーニングデータは2021年9月までのWebデータでしたが、GPT-4 Turboでは2023年4月までのデータを参照可能です。テキスト分析モデルについては、APIを介してのプレビュー利用が可能で、OpenAIはいずれのモデルも向こう数週間以内に一般利用可能になると述べています。

また、ベータ版のAssistants APIも発表されました。Assistants APIでは開発者が独自のアプリケーション内でAIアシスタントを利用でき、アプリ内に外部の情報を取り入れてタスクを実行可能です。将来的にはコードインタープリター、検索コンポーネント、関数呼び出しを補完するツールが追加予定です。

併せて、画像生成AI「DALL·E 3」や画像を入力として受け入れ可能な「GPT-4 Turbo with Vision」、テキスト読み上げ機能などがAPIに導入されました。これにより、開発者はキャプションの生成や、人間にかなり近い音声を生成するといったマルチモーダルな機能が活用可能です。また、言語間でパフォーマンスが向上したオープンソースの自動音声認識モデルの次のバージョンである「Whisperlarge-v3」もリリースされており、こちらも近日中にAPIに組み込まれる予定です。

出典:OpenAI

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