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映像データの利活用で、企業の未来を切り開く~次世代映像匿名加工技術「brighter Redact」~

最終更新日:2022/03/25

最先端のエレクトロニクス商品を数多く取り揃え、その技術や知識をより高い付加価値とともに提供する株式会社マクニカ。今回新たに、ベルリンのスタートアップ企業「brighter AI」のソリューション提供を2022年3月23日より開始しました。
今回の先進技術を通して、マクニカが提供する付加価値とは何か。新サービスについての詳しいお話をお伺いしました。
 

■株式会社マクニカ 概要

1972 年の設立以来、エレクトロニクス及び情報通信の領域で、半導体やネットワーク関連機器などを企画開発・販売する技術商社のリーディングカンパニー。世界の先進技術を国内へ展開するほか、市場の動きや顧客のニーズを的確に捉えた独自のきめ細かいサポートを確立し、商品の設計や開発支援も行う。現在は世界23ヶ国85拠点をベースにグローバルなビジネスを展開し、社会的価値を生み出し未来社会の発展へ貢献している。

■次世代映像匿名加工技術を提供するスタートアップ企業「brighter AI」

―――本日はよろしくお願いします。早速ですが、「brighter AI」とはどのような企業なのでしょうか。

―――マクニカ
brighter AIは、2017年に設立されたベルリンのスタートアップ企業です。映像内の人物や自動車のナンバープレートなどにマスキングをし、次世代加工技術で個人情報の保護を実現する「brighter Redact」サービスを提供しており、この度弊社と販売パートナーシップを締結いたしました。「brighter Redact」は、ディープラーニングの技術活用により、個人情報箇所を正確に把握し、必要最低限部分にのみぼかしを入れる「Precision Blur」技術、そして、映像内の個人情報を自動的に特定し、映像の質を落とすことなく匿名加工を可能にする「Deep Natural Anonymization」技術の2つを搭載しています。これにより、柔軟なフィルタリング加工を実現する他、お客様がお持ちの映像をプライバシーやコンプライアンスを気にすることなくAI分析等への利活用が可能になります。既に海外ではヨーロッパを中心に様々な企業が活用しています。

 
―――「brighter AI」のソリューション展開における背景を教えてください。

―――マクニカ
弊社の事業は、半導体商社から始まり、サイバーセキュリティ―やAI、ロボットやIoTなど様々なカテゴリ製品を取り扱います。その中で、AIセンサーを使った画像の利活用が進んでいるという話がよく挙がるようになりました。映像を取り扱う場合、やはりプライバシーの問題はつきものです。他社や国を越えるデータ共有はもちろん、社内でも違う部署への共有ですら、厳しい制限や厳重な情報保護が必須です。このような課題をどのように克服すれば、企業のAIによるデータ利活用を推進できるのかを模索している中で、この度「brighter AI」のソリューションを提供できる運びとなりました。

 

 

■データの質を落とさない!個人情報の保護と属性把握の同時実現

―――今回貴社から展開される「brighter Redact」の特徴を教えてください。

―――マクニカ
一般的に個人情報の保護対象といえば、人の顔と車のライセンスプレートが挙げられます。まずは人の顔で説明します。

 

 

―――マクニカ
左が加工前のオリジナルデータ、つまり個人情報です。中央が「Precision Blur」によるモザイク加工、そして右が「Deep Natural Anonymization」による次世代加工技術です。昨今多くの匿名加工技術が活用されていますが、従来の技術は、人物や所有者の特定ができないよう、ぼかしや黒塗りなどのモザイクをかけるところまでの処理というものが大半であり、この処理方法では、その後の映像解析に支障が出てしまいます。映っている人物の性別や年齢といった属性が判定できなくなる、極端な場合は人の顔かどうかすら判定不能になることもあります。
また従来の技術ではそもそも映像内の顔やライセンスプレートといった個人情報の特定のアルゴリズムも丸いもの、四角いものといったようなシンプルなロジックが多いため、誤認識が多く、人手の微調整が必要だったり、データの質をさらに下げるという課題がありました。brighter RedactのPrecision Blurはディープランニングを活用することで、様々なコンディションでも正確に個人情報を特定することを可能にしています。

 
―――では、それを解決する次世代技術とはどのようなものでしょうか?

―――マクニカ
「Precision Blur」技術による柔軟なモザイク加工を施すだけでなく、「Deep Natural Anonymization(以下DNAT)」技術を使用して先述のような課題をクリアし、高精度な個人情報保護を実現します。オリジナルとDNAT加工の写真を比較すると、性別や年齢、表情は同じでも、全く別人に見えますよね。つまり、保護対象の顔を認識・属性を高速解析し、同じ属性を持つ全く別の人物の顔に加工するのが「brighter Redact」の最大の特徴なのです。

 

 
―――これならその後の映像解析にも支障が出ませんね。具体的にどのような活用用途があるのでしょうか。

―――マクニカ
業種業態によってユースケースは様々です。業界として代表的なのは、自動車業界を中心としたモビリティ関連です。事例としては、多国籍自動車メーカーでの活用実績があります。安全性と機能性をテストするために膨大な量の走行データを相手国へ送るのですが、映像内のあらゆる情報をマスキングしなければなりません。そこで「brighter Redact」を利用し、データの質を落とさず必要な情報のみを効率よく残すことが可能になりました。その他、公共施設に設置された防犯カメラの映像処理、医療業界でのリモート診療にも活用されています。また医療教育の場でも導入されており、患者のモニタリングや手術の様子の動画を講義内で扱う際も、医師と患者双方のプライバシーを十分配慮することができたとのことです。

 

 

―――マクニカ
データの質を保つことで、映像解析による商業施設のマーケティング戦略にも活用が可能です。従来のモザイク加工技術では、人の身体や輪郭をギリギリ認識できるレベルになってしまうため、解析といっても人数計算や位置の把握ができる程度でした。しかし「brighter Redact」は、先程述べた通り保護対象の特徴をとらえ、同様の属性を持つ別人の顔に加工することができます。つまり、映像内の人物がどの年代・性別・グループに当てはまるのか、各属性で人気のある店舗や商品は何かなど、あらゆる分析を可能にするのです。もちろん活用の用途によっては、反対に全く違う属性の人物に加工したり、年齢や人種によって様々な顔の系統、加工対象の指定など、細かいカスタムもできます。

 
―――想像以上の活用用途で驚きました。まさに「brighter Redact」だからこそ実現できる映像データの利活用法ですね。

■広範囲・魚眼・多角度など、様々な形態の映像データにも対応

―――映像内の膨大な情報を高速解析するとのことですが、どのぐらいの精度なのでしょうか?

―――マクニカ
そうですね、商業施設や駅などに設置されるカメラはかなり広範囲を映しているのですが、不特定多数の人物が移動している場合でも対象を即検知し、マスキングを行います。マスクを装着した状態でも、目の位置を把握することで反応します。また、ドライブレコーダーやGoPro撮影の映像など、魚眼レンズを使用している場合や角度の変化が激しいものでも、同等の精度を実現することが可能です。

 

魚眼レンズの映像データにおける個人情報の検出画面

 
―――今後はメディアやエンタメ関連の企業でも活用が期待できますね。

■AIによる映像データ活用の可能性を、ユーザー企業と共に広げていく

―――これから国内での展開がスタートしますが、やはり自動車業界での活用がメインなのでしょうか?

―――マクニカ
確かに実績は多いですが、弊社としましては、我々が想定していなかったユースケースを、様々な業界のお客様からご相談いただけることを願っております。自動車業界に限らず、都市計画や動線確認のためのトラッキングなど、映像データの活用というのは、多くの場面で必要になります。しかし、活用するには国のガイドラインにおける様々な規約があるため、十分なデータを収集できず、足踏みしてしまう企業も多いと認識しています。そのような企業にbrighter AIの次世代映像加工技術を活用していただくことで、今までの不可能を可能に変えるための道を切り開いていけたらと考えています。

 
―――前例のない事業への挑戦をサポートしていただけるのは、多くの企業にとって心強い存在ですね。
 

 

―――マクニカ
そうですね。弊社は技術商社として、他にも様々な技術を取り扱っております。お客様のご相談内容に合わせて包括的な提案ができるというのが弊社の目指している姿ですので、「brighter AI」を含め、より多くの企業にご興味を持っていただき、何か一緒にビジネスをするきっかけを作ることができればという思いもございます。

 
―――最後に「brighter AI」の技術を一言で表すとしたら、どのようなフレーズが思い浮かびますか?

―――マクニカ
一言で表すならば「映像が持つ可能性を変える技術」だと考えます。AIプロジェクトはトライアンドエラーを繰り返してブラッシュアップしていく必要がありますが、多くの規約・規制によりトライの前に断念してしまうケースも少なくありません。だからこそ、まずは試せる環境を作る。そのためにも、次世代映像匿名加工技術「brighter Redact」を使っていただきたいです。弊社としても様々なケースに挑戦することで、AIによる映像データの利活用を促進すると共に、ユーザー企業と一緒に未来の可能性を見つけ、広げていきたいと考えています。

 
―――これから日本でどのような活用の可能性が生まれるのか、私たちも楽しみです。本日はありがとうございました。

■「brighter Redact」2週間無料トライアルを実施!

2022年3月23日リリースの次世代映像匿名加工技術「brighter Redact」は、2週間の無料トライアルを実施しています。詳しくは、マクニカ社のお問い合わせフォームよりトライアル希望の旨をご送信ください。

また「アイスマイリーの記事を見た」とお伝えいただくことで、トライアル期間の1週間延長が可能です!今回の記事を読んでご興味を持っていただけた方は、是非この機会に次世代技術を活用し、映像データの可能性を見つけてみてくださいね。

 

「brighter Redact」無料トライアルはこちら

 

AIsmiley編集部

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