生成AI

最終更新日:2024/02/16
ベネッセスタイルケアは3月、認知症ケアなどの高い専門性を持つ職員のノウハウを組み込んだAIシステムを開発し、介護施設に試験導入しました。AIが入居者の記録データから「認知症の行動・心理症状(BPSD)の要因分析」などを行い、経験の浅い職員でも、熟練職員に近い判断ができるよう支援するシステムです。
このAIニュースのポイント
ベネッセホールディングス傘下で介護事業を手がけるベネッセスタイルケアは3月、認知症ケアなどの高い専門性を持つ職員のノウハウを組み込んだAIシステムを開発し、介護施設に試験導入しました。AIが入居者の日々の記録データから「認知症の行動・心理症状(BPSD)の要因分析」や「いつもと違う予兆検知」を行い、経験の浅い職員でも、高い専門性を持つ職員に近い判断ができるよう支援します。
施設に導入したAIシステム「マジ神AI」は、認知症ケア、安全管理、介護技術の3分野で高い専門性を持つ職員がこれまでの知識・経験を基に正解データを付与(アノテーション)して開発。熟練職員の暗黙知を教師データとしてAIに組み込みました。経験が浅い職員でも、熟練者に近い判断ができる支援が可能であるため、最適なケアを勧め、入居者の生活の質向上と職員の育成につながります。
介護・看護記録のプラットフォーム「サービスナビゲーションシステム」上でマジ神AIが、着目しなければならない観点・項目を食事、睡眠、服薬などの情報を基にマジ神AIがシステム画面でアラート表示し、入居者に最適なケアを教示します。
介護サービスをめぐっては需給ギャップの拡大が課題となっており、解決に向けて、大手介護事業者を中心にセンサーやカメラなどの設備を設置して効率的に介護サービスを提供する動きが広がっています。
AIシステムの導入で、職員によってバラつきがある介護サービスの質を埋めることを目指しています。
出典:ニュースイッチ
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