テレワーク(telework)とは、「tele(離れた場所)」と「work(働く)」を掛け合わせた造語であり、職場以外の離れた場所で働く形態を指す言葉です。ちなみに、一般社団法人日本テレワーク協会によると、テレワークには大きく分けて3つの種類が存在するとされています。それが、以下の3つです。
・在宅勤務
自宅にいながら、パソコンとインターネット、電話、ファックスなどで会社と連絡を取る働き方のことを指します。
・モバイルワーク
顧客先や、電車やタクシーなどの移動中に、パソコンやタブレットで作業をする働き方のことを指します。
・サテライトオフィス勤務
勤務先とは異なるオフィススペースで、パソコンなどを用いて作業をする働き方のことです。最近ではレンタルオフィスも増加しており、有効活用されるケースも増えてきています。また、都心部に本社を置く企業が郊外にサテライトオフィスを構えたり、地方に本社を構える企業が都心部にサテライトオフィスを構えたりするケースも多くなっています。
2020年3月中旬ごろから、新型コロナウィルスの影響によってテレワークを導入する企業が一気に増加しましたが、実はそれ以前からテレワークを導入する企業は少しずつ増加している状況でした。
それは、パソコンやスマホといった通信機器のスペックが向上しているからです。また、Wi-Fiなどのデータ通信ネットワーク環境が整備され始め、低価格でネットワークを利用できるようになったことも要因のひとつといえるでしょう。
しかし、テレワークを導入した場合には、社内コミュニケーションが難しくなってしまうのも事実です。それに加え、業態管理も難しくなってしまうため、テレワークに不安を感じてしまう企業も少なくないでしょう。
ただ、最近ではテレワークを導入する上で役に立つAIツールも増えてきており、それらを有効活用すれば、テレワークのデメリットをある程度解消していくことも可能になります。