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アノテーション
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最終更新日: 2024/10/22

アノテーションとは?

アノテーションとは、「注釈」という意味を持つ英語です。要するに「意味を与える」ということなのですが、ビジネスの場においては「データ活用」の際に利用されることが多い傾向にあります。そのため、IT用語としては「あるデータに対してタグやメタデータなどの情報を与えること」と定義されるのが一般的です。

そんなアノテーションですが、近年はビッグデータ関連のサービスやAI市場が勢いを増しているという背景もあり、アノテーションの需要も高まりつつある状況です。アノテーションは、対象となるデータに「意味を与える」という極めて重要な業務であり、大量のデータを分析していく上では欠かせません。
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機能・用語解説

アノテーションサービス・企業一覧

株式会社世良ロゴ

“新規事業開発”特化の生成AIコンサル×受託開発サービス
株式会社 世良

新規事業専門のコンサルファームと、10年以上AIを経験した特化型のエンジニアチームが御社の新サービスや事業改善を完全サポート。課題の特定、企画から開発、実装、リリースとサービス立ち上げまでを一気通貫でサポートさせていただきます。

利用料金 初期費用 無料プラン 無料トライアル
コンサルティング費用 0円
プロトタイプ・MVP検証・PoC開発 50万円〜
本開発 300万円〜
なし あり あり
トランシンク株式会社ロゴ

音声・画像・動画データセット販売・収集
トランシンク株式会社

トランシンクが提供する音声・画像・動画データセットは、既存パッケージから必要なだけ購入することができます。ゼロからプロジェクトを立ち上げることなく、必要なだけ購入し、AIモデルの開発ができます。

利用料金 初期費用 無料プラン 無料トライアル
音声コーパス:15,000円 / 時間
人物写真画像収集:300円 / 画像
なし なし あり
アッペンジャパン株式会社ロゴ

AI教師データ作成、アノテーションサービス
アッペンジャパン株式会社

Make data your differentiatorAIデータのグローバル リーディングカンパニー Appenは、業界最先端のプラットフォームと柔軟なサービス提供を通じて、AIアプリケーションの開発に必要な大規模で高品質なデータを提供します。

利用料金 初期費用 無料プラン 無料トライアル
別途、要件をお伺いしてお見積りさせて頂きます。 初期費用はとくに必要ありません。(アノテーショツールは除く) あり あり
12
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アノテーション機能比較表

製品名

FastLabel

YAZAKIの画像アノテーションサービス

データ収集・アノテーションサービス

機能

データ品質99.7%を実現する高品質な教師データ作成サービス

創業80年のグローバルカンパニーである矢崎が高品質なアノテーションをご提供

11万人の会員の中から迅速に専門チームを編成し、トリプルチェック体制により高品質なデータを提供します!

利用料金 データ量に基づく明確な価格設定。オフショアも可能でコストを最適化できます。 分類:¥5~
短形:¥10~
キーポイント: ¥7~
※料金は要件によって異なるため、お見積もりください
お問合せください
初期費用 なし 初期費用無し 30,000円
無料プラン
無料
トライアル
お問合わせください
製品リンク 「FastLabel」の
詳細はこちら
「YAZAKIの画像アノテーションサービス」の
詳細はこちら
「データ収集・アノテーションサービス」の
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アノテーションの機能・用語解説

AI・DX用語集
機能名・用語 解説
アノテーションツール データ登録・作成作業の管理を行うことが出来るツールです。オートアノテーション機能を採用し、データ作成の工数削減をサポートします。
インテント(意図)抽出 語句や文といったレベルでユーザーの意図をタグ付けしていきます。特定の要求を行う上で必要な表現のライブラリが構築されていき、より的確にコミュニケーションを目指すものです。
クラウド型 サーバー上にシステムが置かれているタイプのことです。iPhoneやAndroidなどのスマホ、PC、タブレットなど、端末からインターネットを介してアクセス可能です。
セマンティック(意味的)アノテーション テキスト内に存在するさまざまな単語(人の名前、物体の名称、企業名など)に意味付けをするタグ付けのことです。機械学習アルゴリズムが適切な形でデータの読み込みを行えるようにすることが目的です。
タグ付け テキスト(文章)や音声、動画といったさまざまな形態のデータに、「タグ」を付けていく作業のことです。AIはタグが付けられているデータを取り込むことで、初めてパターン認識が可能になります。
ビッグデータ ボリューム、種類、速度という3つの要素を満たしたもので、構造化データに限らず、非構造データやIoTデータなどのさまざまなデータをいいます。
分類 テキストやコンテンツの分類を行う作業もアノテーションに該当します。具体的には、「あらかじめ定義されたカテゴリを、フリーテキストの文章に割り当てていく」といった作業です。
文字起こし 音声認識機能を活用し、高い精度で人が話す言葉を文字列に変換させることができます。音声を自動で文字起こし、アノテーションの一部を自動化することで効率化を目指します。
NLP 私たちが使用している言葉(自然言語)をコンピューターによって処理させる技術のことを指します。なお、自然言語と対比する言葉として挙げられるのが人工言語です。
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アノテーションツールの特徴

現状は、アノテーションツールを使用してもアノテーションの完全自動化はできません。なぜなら、アノテーションツールには下記のような特徴があるからです。

  • 活用できる領域が限られる
    アノテーションを自動化するには、一定基準の元データを学習させる必要があるため、活用できる領域に限りがある
  • 制度が保障できない
    アノテーションを導入し自動化するメリットは、人によるアノテーションよりもコストが抑えられることです。しかし、人のチェックを入れない場合その精度は保証できません。そのため、極めて高精度であることが要求されるAIには向いていないでしょう。
  • 細かい作業は苦手
    アノテーションツールは、画像の中で対象物を四角く囲むような作業を得意としています。一方、対象物の領域を検出するような細かい作業には向いていません。

このようにアノテーションツールによる完全自動化はまだ難しいのが現状ですが、アノテーションツールを利用することにより作業を効率化させることは十分可能です。

アノテーション外注・代行サービスについて理解する

アノテーション作業を社内で行わず、外注・代行サービスを利用しアウトソーシングすることは一般的になってきています。アノテーション外注・代行サービスを利用するメリットとしては下記が挙げられます。

  • コア業務に集中できる
    アノテーションは膨大な時間と手間がかかる作業ですので、開発や研究の人員に任せていると肝心のコア業務に注力するのが難しくなってしまいます。外注することで、本来の担当分野に注力できて生産性が向上することが期待できます。
  • コストを抑えられる
    アノテーションを外注する場合、アノテーション専用の人材を雇う必要や社内にて教育を行う必要がありません。また、必要な時に必要な量だけ依頼することができるので、結果的にコストを抑えられることが多いです。

以上のアノテーションツールとアノテーション外注・代行サービスの特徴を理解した上で、自社に合った方法を選びましょう。

アノテーションの種類・機能

アノテーションには、いくつかの種類・機能が存在します。代表例としては以下が挙げられます。

    • 画像、動画のアノテーション

機械学習による画像認識・映像処理といった業務は、機密情報を自動認識して漏洩を防止することや、自動車の自動運転など、幅広い分野で活用されています。それらを実現するために利用されているのが、画像・動画のアノテーションです。

    • テキストのアノテーション

対象がテキストである場合にも、さまざまな目的でアノテーションが行われます。その一例としては、プロモーション実施における顧客データ整備(分析)などが挙げられるでしょう。複数のシステムに大量の顧客データが分散している場合、それらの顧客データを分析するためにはまず一度すべてのデータを抽出しなければなりません。ただ、その際にあらかじめ定めた分類項目に沿ってタグ付けを行っていくことで、より効率的に集計や分類を行うことができるわけです。

    • 音声のアノテーション

音声のアノテーションは、一般的に音声認識製品を開発する際に用いられます。その製品の音声認識機能を向上させるためには、さまざまなパターンの話し声、さまざまな環境での会話を考慮しなくてはなりません。そのため、大量の音声データを書き起こして文章にしたり、その音声認識ソフトで文章化されたものが適切かどうかを確認したりする作業が行われます。

 アノテーション検討時に確認すること

ノテーションの効率化の方法には、「アノテーションツールの導入」と「アノテーション外注・代行サービス利用」の2通りがあります。それぞれの方法において、検討時に確認しておくと良いことをご紹介します。

アノテーションツール導入時のチェックポイント

<アノテーションツールを導入する場合>

アノテーションツールの導入を検討されている場合、下記ポイントを確認しておきましょう。

  • アノテーションツールの精度が実用レベルに達しているか
    アノテーションの作業対象は、テキストや音声や画像などさまざまです。また、どのような関連付けをしてほしいかによってもアノテーションの難易度は変わるため、自動化を検討している作業のアノテーションツールの精度を確認しておくことが大切です。
  • アノテーションツール導入により、どの程度の効率化が可能か
    現状は、アノテーションツールを導入しても完全自動化は難しいため、人によるチェックや修正が必要です。最初から人が作業した方が早かったということにならないよう、確認や修正作業を考慮した上でどの程度業務が効率化されるのか確認しておきましょう。

<アノテーション外注・代行サービスを利用する場合>

アノテーションツールでの効率化が難しい場合や、アノテーション作業自体を外注したい場合は、アノテーション外注・代行サービスがおすすめです。外注先を検討する際のポイントをご紹介します。

  • 使用しているアノテーションツール
    アノテーションツールによって作業効率や精度に差が出るため、外注先で使用しているツールを確認しておくことが大切です。専用ツールや自社開発ツールを使用している会社であれば、より専門的な作業にも対応ができるでしょう。
  • 対象データのジャンルに特化した企業なのか
    アノテーション代行サービスを提供する会社の中には、扱うデータのジャンルを限定している会社があります。たとえば建築・土木に関するデータのアノテーションに特化している会社や、画像認識AI開発用のアノテーションに特化した会社などがあります。
    必ずしも専門の会社である必要はありませんが、
    自社で扱うデータの専門性が高い場合は、このような専門会社を検討してみると良いでしょう。

アノテーションの選び方

アノテーションツールの導入を検討する場合、どのようなポイントに気をつければ良いのでしょうか。選ぶ上で重要なポイントをチェックしていきましょう。

目的を明確にする

アノテーションツールには専門のデータに特化しているツールがあり、目的によって最適なツールが異なります。そのため、自社で扱うデータのジャンルやアノテーションの目的を明確にすることが重要です。自社の目的を明確化した上で、その目的を達成できる最適なツールを選択しましょう。

作業内容に合ったものか

アノテーションツールは、ツールごとに異なる特徴を持っているため、作業内容に合う最適なものを選ぶことが大切です。また、従業員が効率的にツールを活用できるように、ガイドラインを策定することも重要になるでしょう。

アノテーション作業は複数のメンバーが関わることが多いため、ルールにズレがあると精度に影響が出ます。また、プロジェクトごとに目的やクリアするべき精度の基準が異なるため、プロジェクト単位でルールをまとめてガイドラインを策定し、プロジェクトメンバーで共有しておくのがおすすめです。

出力フォーマットは自社のAIに合っているか

アノテーションツールによって、データの出力フォーマットはさまざまです。そのため、検討しているツールの出力フォーマットが自社で使用しているAIのソフトウェアで処理できるフォーマットかどうかが要確認のポイントです。

操作性・機能は良いか

ツールの操作性の高さは、アノテーションの効率や精度に影響します。直感的に操作できるツールは、スタッフ教育のコストを抑えることができます。大人数で取り組むような大規模なアノテーション作業においては、タスクのアサインや進捗状況が一目でわかる機能を備えたツールがおすすめです。

大人数で取り組むような大規模なアノテーション作業イメージ

アノテーションツール導入のメリット・デメリット

では、実際にアノテーションツールを導入した場合、どのようなメリットが得られるのでしょうか。また、どのようなデメリットが生じる可能性があるのでしょうか。メリット・デメリットをそれぞれ詳しくみていきましょう。

●アノテーションツールの導入のメリット

アノテーションツールを導入するメリットとして挙げられるのは、画像認識・動画認識・音声認識の精度を高められることです。

アノテーションの数が多くなるほどAIの精度も向上していくため、より高い精度を実現したい企業にとってアノテーションツールは必要不可欠といっても過言ではありません。

●アノテーションツールの導入のデメリット

アノテーションツールを導入しても、確実に効果を得られるとは限らない点は一つのデメリットといえるでしょう。先ほどもご紹介したように、アノテーションツールを導入しても完全自動化を実現することは難しく、人の目による確認作業が必要です。

そのため、専門知識を持たないスタッフによる適当な確認作業では、効果を得られず失敗に終わってしまう可能性があります。そのような事態を避けるためにも、アノテーションの専門家による作業を依頼できるツールを見極めていくことが重要です。

アノテーションの選び方ガイド

アイスマイリーでは、AIアノテーションを選ぶ際に役立つ「AIアノテーションの選び方ガイド-2022夏版-」を無料で配布しています。この資料は国内最大のAIメディアの観点から、アノテーションを検討する上 で欠かせないトピックをまとめて紹介しています。

「どのような会社・ツールを選べばよいか分からない」「コストを抑えながらも、なるべく早くデータを準備したい」という方は、ぜひこちらの「AIアノテーションの選び方ガイド-2022夏版-」をご活用ください。

AIアノテーションの選び方

選び方ガイドをダウンロードされたい方は「AIアノテーションの選び方ガイド-2022夏版-を無料でダウンロードする」ボタンより無料でダウンロードできます。

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【比較】アノテーションのカオスマップ

数ある「アノテーションサービス・ツール」の中から、自社の課題や導入の目的にあった「アノテーションサービス・ツール」を選び出すのは容易ではありません。そんな時に役立つのが、64のサービス・ツールをマッピングしたAIアノテーションカオスマップです。

AIアノテーションカオスマップ

この便利なカオスマップは、以下の「​​AIアノテーションカオスマップを無料でダウンロードする」ボタンより無料でダウンロードできます。お問い合わせ内容欄に「AIアノテーションカオスマップ」と記載の上、送信してください。

AIアノテーションカオスマップを無料でダウンロードする

 アノテーション導入後の注意点・運用のポイント

AIを導入後、予想より精度が低いという事態が起こることもあります。AIは導入すれば終わりではなく、導入後も精度を維持向上させることが欠かせません。そのために必要な運用のコツをご紹介します。

アノテーション作業を見直す

アノテーションの精度はAI自体の精度に大きく影響するため、AIの精度が低下してきたと感じたら使用しているアノテーションツール・サービスを見直してみましょう。見直す際は、下記に注意しましょう。

<発生している問題の例>

  • ルールから逸脱したアノテーションが行われている
  • これまでになかった新しいデータが増えていて、新たにアノテーションのルールを設定する必要がある

アノテーション作業

アノテーションツールは、ツールごとに異なる特徴があります。そのため、目的を明確化した上で導入することが大切です。また、導入がゴールというわけでもなく、作業を見直し改善することで、アノテーション精度の維持向上を行えるようになります。今回ご紹介したポイントを参考にしながら、アノテーションツールの導入を検討してみてはいかがでしょうか。

AIsmiley編集部

株式会社アイスマイリーが運営するAIポータルメディア「AIsmiley」は、AIの専門家によるコンテンツ配信とプロダクト紹介を行うWebメディアです。AI資格を保有した編集部がDX推進の事例や人工知能ソリューションの活用方法、ニュース、トレンド情報を発信しています。

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