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リアルな店舗におけるデータ活用、 閑散期でも繁忙期に匹敵する売上を実現した化粧品メーカーの現場DXとは。

プレミアアンチエイジング株式会社BK

スキンケアブランド「DUO」などで広く知られる化粧品メーカーのプレミアアンチエイジング株式会社は、リテール事業の強化策の一環として2023年4月から7月にかけて期間限定の直営店をオープン。店内にカメラAIやIoTセンサーを活用したデータ統合活用プラットフォーム、Gravioを設置して、顧客に関するさまざまなデータを収集・分析することによってさらに深く顧客のことを理解し、売上の向上をはじめ、今後の事業展開や商品開発に活かせる数々の貴重なデータを得ることができた。

プレミアアンチエイジング株式会社導入

導入について

顧客との距離をより縮めるために期間限定で直営店を運営

顧客との距離をより縮めるために期間限定で直営店を運営

  • まず御社の事業内容について簡単に教えてください。

    川原氏:アンチエイジング事業を柱に、スキンケア事業に限らず、ヘアケア事業、インナーケア事業、リカバリー事業などを展開しています。特にエイジングスキンケアブランド「DUO」のデュオ ザ クレンジングバームは4年連続No.1を獲得するなど弊社のベストセラー商品として多くのお客様にご愛顧いただいています。近年では、インナーケアのブランドを立ち上げたり、リカバリーウェアを販売しているベネクス(株)を傘下に収めるなど、お客様のニーズに広くお応えするアンチエイジングのリーディングカンパニーの実現に向けて事業の拡充を進めています。

  • 現在DXを進められている理由や、その背景にある経営理念・ビジョンについて教えてください。

    齋藤氏:弊社がスローガンとして掲げている「Forever vivid 人の時間を、解き放つ。」を実現するために全社環境をオールデジタル化し、DXを推進していくための素地を作っています。インターネット通販をメインに事業展開しているため、デジタルの仕組みを使ってお客様のニーズや市場の変遷に迅速に対応していくことが重要だと感じています。

  • 2023年4月から、三井アウトレットパークにDUOブランドの直営店を出店されました。

    齋藤氏:はい。弊社のビジネスモデルはもともとインターネット通販がメインだったのですが、さらにブランドや会社の認知度を上げていくためには、インターネット通販以外の販売チャネルにも力を入れていく必要があります。そのために現在、リテール販売の販路拡大を進めており大手のドラッグストアさんやバラエティショップさんなどに商品を卸して店頭販売していただいています。これにより、さらに多くのお客様の目に弊社の商品が留まるようになったのですが、その一方で私たち自身が直接お客様と接するわけではないため、得られる知見やノウハウにも限りがありました。

  • そこで直営店の出店を思いつかれたのでしょうか。

    齋藤氏:その通りです。それまでも何度かポップアップストアなども企画したのですが、短期間の単発企画で終わっていました。しかし今回、三井アウトレットパークさんとのご縁もあり、約3カ月半のの期間限定ではありますがDUOの直営店を出店し、お客様とじっくり相対することでより深くお客様のことを知り、今後の事業展開や商品開発に生かしたいと考え出店を決めました。

Gravioを店舗に導入して
顧客に関するさまざまなデータを取得

  • 今回この直営店に、Gravioを導入いただきました。どのような目的で導入されたのでしょうか。

    齋藤氏:店舗の運営を通じて得られる情報としては、まず真っ先にPOSデータが挙げられますが、それ以外にどんな情報が得られるだろうと考えたとき、近年注目を集めているAIカメラが真っ先に思い浮かびました。AIカメラを使えば、来店いただいたお客様の人数や属性などを、店舗スタッフの手を煩わせることなく自動的に取得できます。店舗スタッフには接客に集中してもらい、AIカメラのような仕組みで自動的にデータを取得できる仕組みは極めて有用だと考えました。

  • AIカメラやIoTセンサーの具体的な用途は当初から決まっていたのでしょうか。

    齋藤氏:AIカメラやIoTセンサーについていろいろ調べたり、ベンダーさんとお話ししていく中でイメージが固まっていきました。AIカメラで来店者数やお客様の性別や年齢層などの属性データ、店内での行動データなどを取得して、別途取得するPOSデータと掛け合わせれば、これまでにない新たな知見が得られるのではないかと確信しました。

  • AIカメラの製品・ソリューションはどのように選定したのでしょうか。

    齋藤氏:アステリアのGravioを選んだ最大の理由の1つは、センサーのバリエーションの広さと、それらをサブスクリプション方式で自由に利用できるという点でした。当初はAIカメラの機能を中心に製品を探していたのですが、GravioのようにAIカメラに加えてセンサーなどの多種多様な現場データを活用できるソリューションならば、将来さまざまな用途に活用が広げられるのではないかと考えました。

  • Gravioの導入はスムーズに運びましたか。

    齋藤氏:短期間のうちにAIカメラやセンサーのデータを確認可能な状態まで持っていける点も、Gravioを選んだ理由の1つです。出店の企画自体が急遽決まったこともあり、AIカメラやIoTセンサーも極めて短期間のうちに導入・設置する必要がありました。Gravio以外の製品はこうしたスケジュール感に対応するのが困難だったのですが、Gravioはアステリアさんの協力もあって1カ月以内に導入することができました。

AIカメラのデータとPOSデータを
掛け合わせて仮説検証を行う

  • 実際にGravioを導入されている業務のシーンや内容について教えてください。

    川原氏:まず、店内にAIカメラを5台設置しています。店舗入口で来店者数のカウントと性別・年齢層などの属性情報を検知するカメラが1台と、店内全体を映し出して店内の滞在人数を割り出すカメラを1台設置しています。また店内に3つある商品棚をそれぞれ映すカメラも3台も設置しており、お客様がそれぞれの棚に手を伸ばしてアクセスした頻度をカウントしています。カメラが撮影した画像自体は店内のパソコン上でエッジ処理を行い即座に破棄しており、ショップ運営の最適化には画像推論で得られたデータを活用しています。<・strong>さらには店内入口とレジカウンター付近、バックヤードの3カ所に、温湿度とCO₂濃度を測定できるセンサーを設置しています。

    実際にGravioを導入されている業務のシーンや内容について教えてください。01

    実際にGravioを導入されている業務のシーンや内容について教えてください。02

  • これらのカメラやセンサーから取得したデータは、どのように活用されているのでしょうか。

    齋藤氏:取得した来店者情報等のデータはBIツールを介して集計・分析作業を行っています。センサーデータに関しては、専用クラウドGravioCloudサービスの独自グラフ作成機能を使ってリアルタイムで計測データを可視化できるようにしています。これによって店内の環境が適切に保たれているかどうかを、店舗から遠く離れた本社オフィスからでもタイムリーに確認できました。

    これらのカメラやセンサーから取得したデータは、どのように活用されているのでしょうか。

    収集した環境情報を専用クラウドGravioCloudサービスの統計機能にてグラフ作成

    川原氏:AIカメラのデータは、例えば入店カウント数とPOSの購入者数を基に「来店者購入比率」を算出して、その変遷を分析することで、接客の質や商品ラインアップなどが商品購入に与える影響を客観的に評価できるようになりました。またAIカメラで取得したお客様の性別や年齢の属性情報をPOSデータと掛け合わせることで、その時々の商品ラインアップやキャンペーン施策が想定したターゲットに対してきちんと届いているかどうかも分析・評価できるようになりました。

    来店者情報等のデータはGoogleスプレッドシートに集め、さらにBIツールを介して集計・分析

    来店者情報等のデータはGoogleスプレッドシートに集め、さらにBIツールを介して集計・分析

データ活用によって閑散期でも
繁忙期並みの売り上げを達成

  • Gravioの導入は、売り上げや収益にどのような影響を与えましたか。

    川原氏:5月のゴールデンウィークの時期は繁忙期で売り上げが上がり、逆にその直後の6月はゴールデンウイークの反動で閑散期となって売り上げが落ちるのが一般的です。今回出店した店舗でも同様に、6月は5月に比べて大幅に売り上げが落ちるのではないかと危惧していたのですが、実際にはほとんど売上高は変わらず、日によってはゴールデンウイーク中の売り上げを超えることすらありました。その結果、6月の売り上げは、閑散期にも関わらず繁忙期に匹敵する売り上げを達成できました。これはやはり、GravioとPOSのデータを基に日々店舗の運営を改善し続けてきた成果の表れだと考えています。

    齋藤氏:今回のように直営店を運営した経験はあまりなかったためそこで得られた知見やノウハウは今後弊社がリテール事業を強化していく上でも、また商品を企画・開発していく上でも貴重な財産になります。特に知見やノウハウをデジタルデータとして得られた点は、さらに商品・サービスの拡充を図っていく上では極めて有意義だったと思います。

  • 今回得られたデータを、今後どのようにして活用されていこうとお考えですか。

    齋藤氏:今後リテール事業をさらに拡大していくに当たり、今回Gravioで得られたデータの分析結果を活用することでより魅力的な売り場を作ったり、お客様により喜んでいただけるような商品を開発できるようになるのではと期待しています。

    川原氏:本来であれば構築に最低でも1年はかかるデータ活用の仕組みを、わずか1カ月で導入してここまで活用できたのはあらためて凄いことだなと感じています。また今回のように直営店を運営する機会があったときには、改めてGravioを使ってみたいですね。その際にはお客様の導線分析など、さらに高度なデータ分析ができるようになればさらに活用の幅が広がるのではないかと期待しています。

  • ありがとうございました。

【設置デバイス】

【設置デバイス】

【ソリューション配置図】

【ソリューション配置図】

ご担当者様から一言

齋藤-寛紀氏

プレミアアンチエイジング 経営企画本部 齋藤 寛紀氏
「AIカメラで来店者の性別を可視化したところ、計画より男性客の比率が多いことが分かりました。この分析結果を基に、父の日に合わせて男性向け商品を新たに陳列するといった施策に結び付けることができました。」

川原-綾乃氏

プレミアアンチエイジング リテール事業本部 川原 綾乃氏
「温湿度管理にシビアな商品を店頭に置く場合、Gravioの温湿度センサーのような仕組みがあれば、常時店頭にいなくても店内環境が適切に保たれていることをチェックできるので、非常に便利だと思います。」

プレミアアンチエイジング株式会社 様が導入したサービス
「エッジAI顔認証による来訪者検知システム「Gravio」」をもっと知りたい方は

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