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【Vol.9】0→1開発に特化した筑波大初ベンチャー。世の中をワクワクさせるプロダクトは、高専出身者たちのAI技術とアイデアから生まれる。

2022.06.24

株式会社AIdeaLab

このインタビューの要点

・筑波大学初のベンチャー、進化し続けるAIの技術と豊富なアイデアをかけあわせて0→1を実現するプロダクトを生み出す。
・オンラインイベントや授業を盛り上げる「CommentScreen」がコロナ禍で利用者が増加
・高専出身者ならではの圧倒的なスピード感で、世の中を驚かせる、ワクワクするプロダクトを生み出し続ける。

「AI×Idea」圧倒的スピードと技術で、いまだかつてないプロダクトを0から生み出すエンジニア集団の株式会社AIdeaLab。深層学習領域を強みとする高専出身のメンバーが様々なアイデアや技術を持ち寄り、起業1年で「CommentScreen」「AI議事録取れる君」などのプロダクトをリリースしてきました。今回は、株式会社AIdeaLabの代表取締役兼エンジニアとして活躍する冨平氏に、「0→1(ゼロイチ)でプロダクトを生み出す秘訣」と、「事業の未来」について話を伺いました。

目まぐるしく進化するAI技術。即座にプロダクトとして生み出せる理由。

NTTPC
起業してわずか1年ということですが、立ち上げのストーリーを教えてください。

冨平
弊社は筑波大学初のベンチャーです。筑波大学で深層学習を最先端で研究しているメンバーで創業しました。元々は私自身高専出身ということもあり、昔からたくさんプロダクトを作ってきました。個人で、友人と一緒になど、合わせて過去約20個プロダクトをリリースしてきましたが、その中の1つである「CommentScreen」というアプリケーションが、コロナ禍のオンラインムーブメントにピッタリはまり一気に成長しました。
その後、所属する研究室の深層学習を研究しているメンバーと共に起業したのが、株式会社AIdeaLabです。「AIdeaLab」というのはAIとIdeaを掛け合わせた社名で、AIの技術を使い、沢山のアイデアをかけあわせて実現していく、0から1を生み出すプロダクトを生み出したいという想いが込められています。

NTTPC
冨平さんは、プログラミングを小3から始められたと噂で聞きました。非常に早いですね。また先日、内閣総理大臣賞を受賞されたと伺いましたが、そのプロダクトについて教えてください。

冨平
内閣総理大臣賞を頂戴したのはVRのスポーツ観戦システム、「シンクロアスリート」というものです。大会や試合に出ているスポーツ選手とリアルタイムにつながるスポーツ観戦システムを開発しました。リアルタイムで選手目線の360℃映像、VR(ヴァーチャルリアリティ)及びモーションチェア(映画のODXみたいな動く椅子)を利用して、スポーツ現場の臨場感あふれる体験を実現し、新たなスポーツ観戦システムを実現しました。
VRだけではなく動く椅子の機械工学的な工場に入って生産するというところまで踏み込んだり、VRのシステムや新しいアルゴリズムを開発したりして、実際にオリンピックに導入できそうというところまでいきました。今回コロナウイルスの影響下で、結局導入はできなかったのですが、オリンピックにも活かせるようなプロダクトを作ったというところで、内閣総理大臣賞を頂戴いたしました。

NTTPC
時代に合わせた開発を非常に早いスピードで展開されていて素晴らしいですね。AIの会社は受託が多く自分たちでマーケット切り開くのは難しいと感じていますが、冨平さんは元々モノづくりから入っているから自社プロダクト開発が成功していると感じていますか?

冨平
そうですね。多くの会社さんは受託をメインでやっていますが、私達がフォーカスするのは0→1のアイデアを、AIを使って形にすること。そして、それをプロダクトにしていくところです。高専のメンバーは思いついたらすぐプロダクトを作れてしまうので、そういうメンバーと一緒だからこそスピード感をもって、事業が軌道に乗り始めたのだと思います。

NTTPC
わずか1日で企画から開発まで形にするというのは、他の企業ではなかなかできないことです。テレビなどでも拝見しますが、高専の皆様のモノづくりは天下一品だと思います。

冨平
ありがとうございます。最近はAIの発展がすさまじく、1ヶ月単位でAIの最先端の技術が変わる世の中です。私達は研究室初のベンチャー立ち上げというところで、論文も他のAIベンチャーさんと比べてもかなり読んでいると思いますし、イノベーションが起きれば、すぐにプロダクトとして世に作り出していく、そういった0→1にフォーカスしています。
技術が発表されて、学術的に実現できることがわかればすぐにプロダクトを作る、そういうスピード感が弊社の大きな特長だと捉えています。

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